世界の名車たちを、実車に忠実にデザインしたベーシックカーシリーズ、架空のオリジナルデザイン(架空車・謎車)、キャラクター系、生活アイテムにタイヤをつけてしまうぶっ飛び系…無限のデザインでコレクターたちを魅了させるミニカーブランド、ホットウィール(Hot Wheels)。
なんと3月発売の最新モデルは20台以上! ファンにとってはうれしい反面、悩ましいほどの怒涛のラインナップ。しかも今回は、超人気国産車6台をパッケージしたまさにクールジャパンな箱入りから、アメリカンホットな5台、そしてベーシックシリーズの12台と、多彩さにも注目ってことでとにかくダーッとチェックしてみよう!
◆パッケージも全開で熱い!ジャパニーズカーカルチャー マルチパックが国内限定で登場

「こ、これはやばい…」 ニッポンのクルマ好きならば誰もがそう思うはず。ホットウィールの3月発売最新パッケージ。その名も「ジャパニーズ カーカルチャー マルチパック」だ。
パッケージを開けると、東京湾岸からみえたキラキラ&アーバンな摩天楼の先に富士山、手前に桜の花が咲く、クールジャパンなビジュアル。まず開けてこのビジュアルに「買ってよかった…マジでかっこいい!!!」と思わず叫んでしまいそう。
今回はワイルド・スピードシリーズに代表される“スポコン”車両が6台ラインナップされたのだ。まさにクルマ好きの憧れの的だった名車たちがずらりと並んでいる。しかもそれだけじゃない。まさにホットウィールだけにしかできないデザインとデフォルメが、これでもかと盛り込まれている。そこでパッケージの注目車両を先取りでご紹介!
◆'88 HONDA CR-Xに“大阪JDM”、カタカナや漢字のロゴが熱い!

そして最も驚くのは、'88 ホンダ CR-X。サイドになんと「大阪JDM/OSAKA KANJO PERFORMANCE」と!さすが世界のホットウィール、車好きのツボをどんどん刺激する! ホンダの旧車にこだわったチューニングショップ・大阪JDMをサイドにあしらう粋なデザイン。旧車好きだけでなく海外のホットウィールファンにはたまらない。

なかでも異彩を放つのが、ゴールドのトヨタ AE-86 COROLLA。昭和レトロな書体のカタカナ表記でホットホイールと描かれている。また、レースマシンをイメージしたゼッケンが“86”とプリントされているのもかっこいい。
この「ジャパニーズ カーカルチャー マルチパック」はJDM全開な6台とも「うわっすごっ!」って思うのはホットウィールらしい演出。ホワイトボディのスバル IMPREZA WRXはBILSTEINやPIAA、'95 マツダ RX-7にはGReddyや峠、日産 300ZX TWIN TURBOにはNISMO、三菱 2008 LANCER EVOLUTIONにはYOKOHAMAと、誰もが知ってるあのロゴがデザインされているから手にとって見てみよう!
◆マッスルカーに最新EVまで!ホットなアメ車を手にできる「カーカルチャー アメリカンシーン」

そして次に注目したいホットウィール3月発売最新シリーズは「カーカルチャーアメリカンシーン(Car Culture American Scene)」だ。今度は国内市場向けとは真逆で、ホットウィールの聖地アメリカ系カーカルチャーのトレンド&トラディショナルをガッチリつかんだラインナップ。
この「アメリカンシーン」シリーズも、ゴムタイヤ(リアルライダー)とダイキャストシャシーが組むカーカルチャーらしい質感の高い仕上がりとなっている。
◆新型ブロンコのバハ1000レース出場車を早くもホットウィール化!

めちゃめちゃ迫力あるベース車フォルムを、さらにホットウィールがブースト。それが「フォード ブロンコ R」。1960年代に初代が登場したフォード『ブロンコ』は、小柄な車体、高い機動性から、クロスカントリー・ユースでアメリカ人の心をつかみ、1990年代の5代目に至るまで、その地位をゆらぎないものにしたヒットモデルのひとつ。
今回は、2021年に見事復活を果たした6代目・新型ブロンコに着目。そのプロトタイプで2019年バハ1000レースに出場したモデルをモチーフとして、ホットウィール化。
フェンダーから飛び出した、ワイド過ぎる極太タイヤ、車内のロールバーも再現。市販車とは一線を画す、競技用車両らしいディテール。これぞ、ホットウィールの真骨頂。
アメリカ西海岸を想わせるエメラルドグリーンにホワイトのルーフ。BFGoodrichのロゴもさり気なくあしらい、存在感・所有感も抜群。これも手にしておきたい1台。その他、計5台が最新ラインナップだ。

テスラ ロードスターは、100%自社製造になった2代目のロードスターをホットウィール化。天板までをも着脱可能なガラス化したルーフセクションのデザインが特徴的。
'69 シェベル SS 396は、「自動車メーカーがつくったホットロッド」と言い伝えられる、シボレーを代表するマッスルカー。1969年型は精悍なデザインで歴代モデル中でも人気が高く、ホットウィールでは、低めの車高と深く大径のホイールでプロツーリング風のつくりが印象的。
'20 ダッジ チャージャー ヘルキャットは、1960年代クライスラーが送り出したマッスルカーのアイコン的存在。700馬力を超えるV8エンジンを搭載したモンスターセダン、ヘルキャットをモデル化。
コルベット C8.Rは、ミッドシップ化されたコルベット8代目のレース用モデルをホットウィール化。ゼッケンやスポンサーロゴのない、ストリートカー風のグラフィックスがいい感じ。
◆ベーシックカーは12台登場! ファン待望のレジェンドツアー優勝車両が発売

そして最後は、最もホットウィールらしいシリーズ、ベーシックカーの3月発売モデルがてんこ盛りで登場する。あの人気ゲームキャラから、いまも熱狂的ファンから注目を集めるクラシックモデル、スーパーカー、ホモロゲーションモデルまで、いろいろホットウィール化。

今回は実車をさらに迫力なディティールに仕立てたクルマもあれば、任天堂の人気ゲーム「スーパーマリオカート」のマリオの愛車“MARIOKART (マリオカート)”を再現した「スタンダード・カート」も。しかも、今回はマリオのフィギュアを外した単体での登場で、こちらも注目を集めそう。
◆レジェンドツアー優勝車『1970 PONTIAC FIREBIRD』がついに登場!

3月発売ホットウィールベーシックカーシリーズのなかでも、異彩を放つ強烈モデルが「1970 ポンティアック ファイヤーバード (HW DREAM GARAGE) 」。“DREAM GARAGE”とつくように、2020レジェンドツアーで優勝した実車をホットウィール化した1台。
ホットウィール レジェンドツアー(Hot Wheels Legends Tour)は、ホットウィールファンを募って毎年開催されるカスタムカーコンテストで、優勝した証としてその実車がホットウィール1/64ダイカストミニカーとして商品化され、世界中のホットウィールファンの手に渡る。

ベースのポンティアックは、フォード・マスタングの対抗馬としてGMが1967年に発売した兄弟車として1970年に登場した、第2世代ファイヤーバード。
フロントフードを取っ払い、850馬力エンジンやロールバーが露出するアメリカンカスタムなポンティアックを見事に再現。ギリギリまで攻めたローダウンにワイドタイヤ、実車以上に迫力あるディティールがホットウィールならでは。
◆1980年代の金型でつくる『VOLKSWAGEN BEETLE』にも注目!

そしてもう1台「フォルクスワーゲン ビートル」にも注目!第二次世界大戦前に開発され、戦後に量産を開始し、世界中で人気を博したのがこの「ビートルタイプ1」。
ドイツでの生産終了後もメキシコやブラジルで生産が継続され、2003年の生産終了時の累計生産台数は2100万台超と、単一車種としては史上最多の生産台数を誇ったモデル。
ホットウィールファンからは、BUG(虫)の愛称で親しまれ、今回のモデルはなんと、1980年代末にリリースされた金型をベースにつくられたというからすごい!
80年代のホットウィール金型で出てくるこのボディライン、そしていかにもアメリカな木目調パネル、フェンダーに収まることのないワイドな足回り、これぞまさにアメリカンカスタムビートル、ここにあり。

そしてフォルクスワーゲンから、もう1台注目の車両が登場。その名も「トゥーンド フォルクスワーゲン ゴルフ MK1」だ。“TOONED”と名付けられたこのシリーズは、ホットウィールスタイルのミニカーをさらにデフォルメして、まるでアニメのなかから飛び出して来たかのようなルックスが特徴。
ゴルフの初代モデルであるMK1のよさをギュッと詰め込んだこの1台。ゴルフファンだけでなく、ホットウィールだからこそできるキュートで迫力のあるスタイリングは、絶対にゲットしておきたい1台だ。そして計12台で発売予定のベーシックカーシリーズ。その他のラインナップも一気にご紹介!

ポルシェ 935、トヨタ AE86 スプリンタートレノ、'55 シェビー ベルエア ギャッサー、'16 キャデラック ATS-V R、フォード マスタング マッハE 1400、ダッジ・バン、'94 ブガッティ EB110 SS、日産 R390 GT1が登場予定。
…ということで、3月発売モデルも大注目のホットウィール。価格もベーシックカーが330円(税込)、カーカルチャーシリーズが825円(税込)だから、これからホットウィールの世界に入り込む人にもおすすめ。そして日本国内市場限定パッケージ「ジャパニーズ カーカルチャー マルチパック」(2,640円 / 税込)なども出てきちゃうと、“ホットウィール沼”にハマること間違いなし。気になる人は、ホットウィール公式サイトをチェックしてみよう!
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