フォードモーターは、フォードのSUV『ブロンコ』の60周年を記念して「ブロンコ・シルバーレイク・デューンズ・プロジェクト・ビークル」を発表した。
ミシガン州のシルバーレイク砂丘は、第6世代ブロンコの開発に大きな影響を与えた場所だ。2017年8月に開発チームが初めて訪れたこの場所で、ブロンコオーナーたちがヘリテージブロンコをカスタマイズする様子を目の当たりにし、オープンエア走行と本格的なオフロード性能の組み合わせを実感した。

この経験は第6世代ブロンコの設計に直接反映され、1966年の初代モデルの特徴であるドアとルーフの取り外し機能が継承された。ブロンコは1時間とレンチがあれば分解でき、ツートンカラー化や大幅なカスタマイズが可能な設計となっている。
2025年モデルの『ブロンコスポーツ』も同様のコンセプトを採用している。サスカッチパッケージ装着車はラリーモードにより、砂地での高性能走行が可能で、新しいモジュラーバンパーとブロンコボルトにより、カスタムアクセサリーの取り付けが容易になっている。
今回発表されたプロジェクト車両は、ブロンコとブロンコスポーツの2台で構成される。デザインチームは、車両の構成要素を現代的に分割する手法を開発し、シルバーレイク砂丘とミシガン湖の美しい景観を表現するカスタムグラフィックを制作した。

アジュールグレーの塗装は空と水の色調を表現し、グラフィックは美しい砂丘からミシガン湖の水平線、そして青い空へと続く物語を描いている。車両を通して風景を見るポータルのような動きの感覚を創出し、遠くからでも即座に視覚的インパクトを与える設計となっている。
これらのプロジェクト車両は、フォードパフォーマンスカタログから入手可能な市販パーツを主に使用して構築されている。装備品にはヤキマのパドルボードキャリアとクロスバー、リジッドライトバー、ブルバー、塗装されたブロンコヘリテージホイールとBFグッドリッチT/A KO3タイヤ(ブロンコ用)、塗装されたマスタングマッハEラリーホイールとBFグッドリッチXL TRTERTAタイヤ(ブロンコスポーツ用)などが含まれる。
フォードは、ブロンコのモジュラー性とカスタマイズ機能をさらに向上させることを約束している。顧客が自分の好みの「ワイルド」にアクセスする方法に応じて、装備、調整、カスタマイズを異なる方法で行えるよう、より適応性の高い車両作りを目指している。
