
【新聞ウォッチ】三菱自、“下方修正”ではなく“下振れリスク”
三菱自動車が事業再生計画達成のための追加施策を正式に発表した。社員の給与の一律カットや役員の報酬カットなど2年間で総額726億円のコスト削減を実施するほか、今期の国内の販売台数が当初計画よりも8万台減の22万台としている。

【三菱再建計画】ディーラー団体が「ウミを出し切って」と
三菱自動車が事業再建計画を達成するため、追加施策を発表したことに対して、三菱系ディーラーの団体である三菱自動車販売協会が会長コメントを発表した。「メーカーには過去のウミを全て出し切ってゼロからの再生に期してもらいたい」

【三菱再建計画】労組は受け入れるのか?
三菱自動車が給与カットなどの事業再生計画の追加施策を発表したことに対して、三菱自動車労働組合はコメントを発表した。「労組として覚悟と強い意志をもって…、追加施策を受け入れる」

【株価】今年第3位の上げ幅
米国の利下げ観測が後退したことを好感し、全体相場は4日ぶりに反発。全面高となり、平均株価は今年第3位の上げ幅となった。

【三菱再建計画】8月から給与カット
三菱自動車工業の岡崎洋一郎会長兼社長は16日の会見で、追加リストラ策の柱ともなる従業員の給与カットについて、労使協議を経て8月から実施する方針を示した。

【三菱再建計画】国内販売は04年度22万台・05年度26万台
三菱自動車工業の岡崎洋一郎会長兼社長は16日、東京の本社で会見し、事業再生計画の追加施策を発表した。賃金カットなどにより、2005年度までの2年間で総額726億円のコスト削減を目指す。

【三菱再建計画】達成のために追加施策
三菱自動車は5月21日に事業再生計画を発表したが、その後三菱自動車およびび三菱ふそうのリコール問題により国内販売の大きな落ち込みが予想されるため、追加施策の具体策を決定、16日に発表した。

【新聞ウォッチ】三菱自「新再生計画」、はやくも軌道修正
3週間ほど前に発表したばかりの三菱自動車の「新再生計画」が早くも大幅に修正される見通しである。岡崎洋一郎会長が会見して発表するという。15日付の日経などに続き、きょうの朝日や産経が見直し案の概要を報じている。

【株価】三菱自は上場来安値更新
ハイテク株を中心に売られ、全体相場は3日続落。自動車株は高安まちまちとなった。

三菱自、大荒れ予想の株主総会は29日
三菱自動車は、29日に東京都港区の本社で、第35回定時株主総会を開催する。株主総会では、ファンドのフェニックス・キャピタルによる出資や三菱グループの優先株などが決議される見通しだが、新たなリコール事件の発覚で大荒れとなるのは確実だ。