FIA世界ラリー選手権(WRC)第8戦ラリー・アルゼンチンは15日、アルゼンチン共和国のカルロス・パスで開幕。午前中にシェイクダウン、夕方からはスーパーSS(スペシャルステージ=競技区間)が行われた。
「チーム三菱自動車モータースポーツ」から三菱「ランサーWRC04」で出場のジル・パニッツィが総合9位、クリスチャン・ソルベルグが総合10位でラリー初日を終えた。
三菱自動車チームは、今回も新たな仕様にトライ。セカンドドライバーのソルベルグはその効果について次のように述べている。「新しいダンパーのセッティングで運転がしやすくなった。コースは路面がとても柔らかくタイヤ選びが難しくなりそうだ。とくに同じコースを2回使うSSでは、2回目はきっと路面コンディションが変わるだろう。状況を予想することは困難だ」
一方、2度目のアルゼンチンとなるパニッツィはコースに対して全体的に良い印象を持ったようだ。「バリエーションは豊かで個人的には好きなタイプ。ただし、全体的に難度は高く、速く走るためには経験が必要だろう。残念ながら私にはこのラリーに関する経験が不足しているが、ポイントゲットを狙う」