三菱自動車は、企業再生ファンドのフィニックス・キャピタルとJPモルガン証券、新日本石油からの増資払い込みとして合計約2010億円が完了したと発表した。
三菱グループがすでに実施した優先株による増資引き受け分と合わせると増資規模は4960億円となる。今回、増資の内訳はフェニックスが740億円、JPモルガンが1260億円、新日本石油が10億円。
三菱自は増資によって得た4960億円を今後のリストラや有利子負債の削減、研究開発に充当する。
今回の増資で、フェニックスは普通株での増資で、三菱自動車の筆頭株主はダイムラークライスラーからフェニックに変わる。フェニックスの出資比率は33.28%で、ダイムラーは24.66%。