張トヨタ社長、連結配当性向30%目指す
トヨタ自動車の張富士夫社長は10日の決算発表の席上、株主還元強化の一環として「配当性向は今後、連結業績に軸足を置いていく」と表明した。トヨタは、2005年3月期配当を期末40円とし、通期では65円とした。
トヨタ、東京での決算発表に500人
トヨタ自動車は10日、張富士夫社長や次期社長の渡辺捷昭副社長らが出席して東京で2005年3月期の決算発表を行った。東京での決算発表に社長が出席するのは初めてで、約500人が出席した。
【株価】マツダが7日ぶりに反落
好業績銘柄に買いが先行したが、米国金利、原油価格の先行きに対する警戒感から全体相場は小幅続落。自動車株は高安まちまちとなった。
トヨタ、今期も自己株式の買い付けを実施
トヨタ自動車は、自己株式の買い受けを6月23日開催の定時株主総会で提案することを取締役会で決議したと発表した。
トヨタ、ストックオプション230万株を発行へ
トヨタ自動車は、ストックオプション(新株予約権)を6月23日開催の定時株主総会で提案することを取締役会で決議したと発表した。
トヨタ買収防止? 大幅増配を提案へ
トヨタ自動車は、2005年3月期の配当で、大幅増配を実施すると発表した。期末配当を前年同期よりも15円増配して年間配当を65円にする。配当性向は40.5%に上がる。
トヨタ3月期単独決算…売上高過去最高でも営業減益
トヨタ自動車が発表した2005年3月期の単独決算は、売上高が前年同期比2.8%増の9兆2183億円、営業利益が同15.9%減の7013億円で、増収減益となった。売上高は過去最高で、売上高営業利益率は同1.7ポイントマイナスの7.6%だった。
トヨタ3月期連結決算…成長にブレーキでも利益1兆円超え
トヨタ自動車が発表した2005年3月期連結決算は、売上高が前年同期比7.3%増の18兆5515億円、営業利益が同0.3%増の1兆6722億円となり、増収増益となった。海外の新車販売が好調だったものの、原材料の高騰や円高ドル安の進行で、営業利益は高水準ながら微増にとどまった。
“救済値上げ発言”に広がる波紋---その裏には
日本経団連・奥田碩会長の“米自動車メーカー救済値上げ発言”が波紋を広げている。「独占禁止法をどう考えているのか」と噛みついたホンダの雨宮高一副社長とは「当然そういうことは十分に考えて言っている」(奥田会長)などと舌戦になった。
【新聞ウォッチ】奥田会長、ホンダに「余計なお世話」
日本経団連の奥田碩会長(トヨタ自動車会長兼任)は、米自動車業界支援策に関連した自らの「日本車値上げ示唆」発言に対するホンダの雨宮高一副社長の批判発言に対し、「(ホンダさんの)敵意むき出しの発言は遺憾、余計なお世話だ」と一蹴したという。
