トヨタ3月期単独決算…売上高過去最高でも営業減益

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トヨタ自動車が発表した2005年3月期の単独決算は、売上高が前年同期比2.8%増の9兆2183億円、営業利益が同15.9%減の7013億円で、増収減益となった。売上高は過去最高で、売上高営業利益率は同1.7ポイントマイナスの7.6%だった。

経常利益は同6.5%減の8562億円、当期純利益が同9.0%減の5293億円だった。

営業減益となったのは、円高ドル安の進行で為替差損が1200億円発生したのに加え、研究開発費の増加分が1624億円の減益効果があり、原価低減900億円、営業面で600億円の増益効果を打ち消した。

期中の国内生産台数は同5.4%増の374万9000台、海外生産台数が同14.1%増の312万7000台と好調だった。住宅販売戸数も同8.8%増の4392戸だった。

2006年3月期の見通しは、売上高は海外生産が同意15.4%増の361万台となるなど、好調に推移し、同2.0%増の9兆4000億円となる見通し。

しかし、為替差損800億円や研究開発費の増加813億円で営業利益は同11.6%減の6200億円、経常利益が同10.1%減の7700億円、当期純利益が同5.5%減の5000億円と大幅減益になる見通し。

《レスポンス編集部》

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