トヨタ自動車の張富士夫社長は10日の決算発表の席上、株主還元強化の一環として「配当性向は今後、連結業績に軸足を置いていく」と表明した。トヨタは、2005年3月期配当を期末40円とし、通期では65円とした。
単独ベースでの配当性向は40.5%。今後指標とする連結ベースでは18.3%となった。
張社長は同日の会見で、配当性向の目標について「具体的にはないが、世の中一般では30%が多いので、ひとつのメドとしたい」と述べた。
連結純利益に基づく配当性向については、ホンダの福井威夫社長も30%程度を目指す方針を示している。