
ホンダ、2003年度の国内4輪売上見通しを下方修正
ホンダは29日、2003年度の国内4輪車の売上台数計画を下方修正した。当初計画は85万5000台だったが、第1四半期の実績が大幅な減少になったため、4万台少ない81万5000台にした。

ホンダ、2003年度の連結業績見通しを上方修正
ホンダは29日、2003年度連結決算見通しの利益見通しを上方修正した。為替レート予想を、当初見通しにくらべ、円安に修正した。最終利益は、4月25日時点の予想である4400億円から110億円増え、4510億円になる見通しだ。

ホンダの第1四半期、利益が3期ぶりのマイナス
ホンダが29日発表した、2003年度第1四半期決算は、売上高が前年同期比3.7%増の2兆82億円となり、第1四半期としては4期連続の増加になるとともに、同3期連続で、過去最高となった。国内売上高は同19.1%の減少となったが、海外売上高が同10.3%増加した。利益は、為替のマイナス影響があり、3期ぶりに前年同期を下回った。

【トップインタビュー】ホンダ・福井威夫社長…本質は「先進」
90年代末から吹き荒れた自動車世界再編の嵐を乗り越え、「自主自立」路線を固めたホンダ。だが、環境対応技術への膨大な投資や内外での激しい販売競争など、生き残りをかけたメガコンペの天王山は、むしろこれからだ。本田宗一郎氏以来、6代目となる福井威夫社長は、いま一度「ホンダらしさ」を追求すると、社内外にメッセージを送る。

ホンダの6月の実績、国内生産・販売で連続のマイナス
ホンダが28日発表した、6月の生産・販売・輸出実績は、国内生産が前の年の同じ月にくらべ15.8%減の9万8956台となり、5カ月連続のマイナスになった。国内販売が9カ月連続で減少。輸出は2カ月連続で増加した。

ホンダの上半期実績、国内生産が4期ぶりのマイナス
ホンダが28日発表した2003年1−6月の国内生産・国内販売・輸出・世界生産実績によると、国内生産台数が、前の年の同じ時期にくらべ15.2%減の57万9939台となり、上半期として4期ぶりに前年同期を下回った。

【株価】北米販売で明暗……日産が続伸し、三菱自は急落
米国株安を嫌気し、全体相場は3日ぶりに反落。日産自動車が北米販売の好調を背景に、前日比15円高の1228円と5日続伸。ホンダが70円高の4790円と反発し、トヨタ自動車も10円高の3110円。一方、三菱自動車工業は34円安の254円と急落。

国内80万台死守、秋から新型車で攻勢---ホンダ福井社長
国内販売の低迷が続いているホンダは、2003年の販売目標である85万台(登録・届け出ベース)の達成が極めて難しい情勢となっている。ただ、「直近の受注ペースは前年並みに復活している」(福井威夫社長)といい、現時点で下方修正は行わない方針だ。

アキュラの日本展開はない---福井ホンダ社長
ホンダの福井威夫社長はこのほど、国内営業の強化策に関連して、現行の3系列を維持しながら拠点の拡充を図っていく方針を明らかにした。米国を中心に展開している高級車チャンネル「アキュラ」の日本導入については、現状では「考えていない」としている。

【株価】北米販売の好調、日産が1200円台
米国株高、海外投資家の大幅買い越しを背景に、全体相場は続伸。自動車株も上げる銘柄が目立った。日産自動車が、前日比33円高の1213円と4日続伸。トヨタ自動車株価は前日比変わらず、ホンダは50円安の4720円と反落した。