子供の車中置き去り事故ゼロへ、自動車メーカー10社が「#たすけてブーブー」プロジェクト参加

「#たすけてブーブー」プロジェクトに自動車メーカー10社が参加
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子供の車中置き去り事故を防止する「#たすけてブーブー」プロジェクトに、自動車メーカー10社が参加した。業界一丸となって、子供がクラクションを鳴らして助けを求めるアクションの啓発を進める。

このプロジェクトは2025年6月に開始されたもので、車内に置き去りにされた子供が、クラクションを鳴らして車外に助けを求める方法を学ぶための啓発活動だ。プロジェクトの一環として、子供たちが学べる絵本『ぶたすけのラッパ』(ポプラ社刊)も発売されている。

今回、いすゞ自動車、スズキ、SUBARU、ダイハツ工業、トヨタ自動車、日産自動車、BYDジャパン、本田技研工業、マツダ、三菱自動車工業の国内・海外メーカー10社がプロジェクトへの参加を決定した。各社は今後、活動への寄付や啓発のサポートなどを通じて、子供の車中置き去りゼロを目指す活動を支援する。

近年、子供の車中置き去りによる事故が相次いでいる。JAFの調査では、子供を車内に残した経験がある保護者は54.9%にのぼると報告されており、潜在的なリスクの高さがうかがえる。自動車各社はこれまで、置き去り防止の検知システムなどハード面での対策を進めてきたが、今回のプロジェクトはそれに加え、子供自身や周囲の大人の意識と行動を変えるソフト面からのアプローチとなる。

プロジェクトでは、絵本や楽曲動画を通じて、子供たちが楽しく「#たすけてブーブー」のアクションを学べるコンテンツを用意している。絵本『ぶたすけのラッパ』は、「パンどろぼう」シリーズで知られる絵本作家の柴田ケイコ氏が絵を担当し、好評を博しているという。

《森脇稔》

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