BYDが、FCインテルナツィオナーレ・ミラノ(以下、インテル)と今後3シーズンのグローバル戦略的パートナーシップを締結したと発表した。
この提携は、自動車業界とサッカー界における重要なコラボレーションの一つ。両社は、才能の育成、それぞれの分野でのリーダーシップ追求、卓越性の追求、そして革新的な未来志向という共通のビジョンを持っている。
今回のパートナーシップは、急速に成長し、主要市場で広範な存在感を持つ二つのブランド間の相乗効果を生み出す。インテルは世界中に5億3300万人以上のファンを抱えており、BYDの本拠地である中国では1億5400万人以上のファンを持つ人気チーム。また、BYDグループにとって重要な南米市場でも、インテルは9000万人近いファンを擁している。
BYDも同様に、新エネルギー車(NEV)の技術リーダーとして地位を確立しており、2024年には420万台以上の車両を販売し、前年比41%増を達成。今年上半期にはすでに200万台以上を販売し、力強い成長を続けている。

BYDエグゼクティブ・バイスプレジデントのステラ・リー氏は「BYDの社名は『Build Your Dreams(夢を築く)』を意味している。このパートナーシップは、若者やサッカーファンにとって、夢のような出来事」とコメント。「BYDは気候変動と戦い、地球の温度を1度下げるという夢を持つテクノロジー企業。この目標達成のため、12万人のエンジニアが日々努力し、平均すると毎日45件の特許を生み出している」と語った。
BYDブランドとBYDグループの高級車ブランド「DENZA(デンツァ)」を通じてインテルと協力し、パートナーシップの価値を最大化することで、双方のポジショニングを強化する。BYDは、フラッグシップモデル『SEALION 7』の特別限定車1台をチームに提供する。この車両は、インテルのチームカラーから着想を得たデザインにカスタマイズされており、今後は限定車として販売される予定だ。
さらに、インテルのトップマネジメント、テクニカルスタッフ、そして、トップチームの選手へもBYDブランドの車両合計70台を提供する。