トーヨータイヤ、マジック(TCP MAGIC)、マツダの3社は、マツダ『CX-60』をベースとしたラリー車両『TCP MAGIC with TOYO TIRES MAZDA CX-60』で、XCRスプリントカップ北海道の第6戦「RALLY HOKKAIDO」に参戦することを発表。ラリー北海道は2025年9月5日から7日まで、北海道の十勝エリアで開催される。
XCRスプリントカップ北海道は、2022年から始まったクロスカントリー車両およびSUV車両によるスプリントラリーで、グラベル(未舗装路)などタフな路面を中心としたの競技が特徴。特にRALLY HOKKAIDOは高速グラベルを中心としたテクニカルなコースが選手たちを待ち受ける。さらにSUVやクロスカントリー車など全高の高い車両のみが参戦可能なこのシリーズには、現行車を中心とした多彩な車種が集まる。

参戦車両のTCP MAGIC with TOYO TIRES MAZDA CX-60は、マツダのSUVであるCX-60の4WDモデルをベースに開発された。搭載されるエンジンは3.3リットルのSKYACTIV-Dで、タイヤにはトーヨータイヤ「OPEN COUNTRY R/T」が装着される。ドライバーはマツダの開発エンジニアである寺川和紘氏、コドライバーは同じくマツダの石川美代子氏が務め、初参戦の2024年シーズンと同じ体制でエントリー、XC-2クラスでの優勝を目指す。チーム代表はTCP MAGICの川戸泰介氏が担い、マシンの制作およびメンテナンスを手掛けている。

車両はマツダが提供し、ホイールはWORK製「WORK EMOTION ZR7」、ブレーキパッドはエンドレス、シートはブリッド、シートハーネスをSPK、エンジンオイルをMoty's、メンテナンスツールはTONE、がそれぞれサポート。初参戦のCX-60がどのような走りを見せてくれるのか注目だ。