米国株式は反発したが、マーケットは見送り気分が支配的。薄商いの中全体相場は小反落した。自動車株は高安まちまち。日産自動車とマツダが続伸。上げ幅は小さいが、新型車の投入に力を入れる両社が引き続き堅調。
米国株高を受け、全体相場は6日ぶりに反発。円相場は1ドル=120円台後半で安定しており、自動車株も全面高となった。『アテンザ』に続く新型『デミオ』と新車攻勢に乗り出してきたマツダは、6日ぶりに反発。
米国株安を嫌気し、全体相場は5日続落。平均株価は9501円まで下げ、2月6日に付けたバブル後最安値の9420円に近づいてきた。自動車株も全面安。この日上げたのは、1円高の日産ディーゼル工業のみ。
日本自動車販売協会連合会が6日発表した7月の乗用車車名別販売ランキングはホンダの『フィット』が2万3000台あまりを販売し4カ月連続のトップとなった。
7月30日に発表された新型日産『フェアレディZ』は、“Z-DNA”を抽出して甦らせたもの。DNAは変わらない「本質」である。ただしデザインをはじめ、新型は初代Zを色濃く反映している。「Zという存在を作り上げたのが初代だから」と中村史郎デザイン本部長。
先週末の米国株安を嫌気し、全体相場は続落してスタート。1兆円減税、信用売りに対する規制強化などを好感した買いも入ったが、上値は重く4日続落となった。自動車株は高安まちまち。
日産直営ショールームの日産ギャラリーにおいて、先月30日に発表された新型『フェアレディZ』の展示がPart1とPart2に分けて行われる。Part1では新型Zを、Part2では歴代車も加えてフェアレディZの歴史を実感できる展示になっている。
2001年東京モーターショーに出品された『フェアレディZ』はメッキ風の塗装を施されていた。7月30日の報道発表会において、その市販予定を日産の上級幹部に尋ねたところ、「発売したい」との答え。
米国株式の急落を嫌気し、全体相場は3日続落。米国景気の減速が懸念されており、自動車株はほぼ全面安となった。
デザインが特徴的な新型『フェアレディZ』。日産自動車デザイン本部の青木護プロダクトチーフデザイナーは「仏像や日本の工業製品に見られる繊細なつくりに仕上げた」と語る。
新型『フェアレディZ』に関しては1999年ロサンゼルス・オートショー、2001年デトロイト・オートショー、2001年東京モーターショーと、3台のコンセプトカーが出されている。それらを順に追いながらZのデザイン開発の様子をさぐる。
日産自動車は旧久里浜工場跡地の環境影響調査を実施し環境省など行政当局に最終報告を行ったと発表した。
日産自動車デザイン本部の青木護プロダクトチーフデザイナーは、新型『フェアレディZ』のキーワードのひとつである“High Quality”(高品質)について、「それは価格以上のものを得られること」だと語る。
日産復活のシンボルとして自身も復活した『フェアレディZ』。Zの復活といえば99年に北米日産が独断専行的に開発・発表した『Zコンセプト』を思い浮かべる人もいるだろう。だが湯川伸次郎チーフ・プロダクト・スペシャリストは、以前から研究は継続されていたという。