日産自動車とニッサン・モータースポーツ・インターナショナル(NISMO、ニスモ)は10日、2010年度のグローバルモータースポーツの活動概要を発表した。
今シーズンも引き続き、ワークス活動としては国内最高峰のチャンピオンシップであるSUPER GT(スーパーGT)シリーズGT500クラスをメインに取り組み、チャンピオン奪還をめざす。
2010年仕様のGT-Rは、3.4リットルの新型エンジン(VRH34A)を投入する。チーム体制は日産系チームとしてNISMO、TEAM IMPUL、KONDO RACINGから1台ずつ、計3台のGT-Rで参戦する。
今シーズンは、この体制の中で最高のパフォーマンスが出せるドライバーの組み合わせに変更し、3社のタイヤメーカーと共にあらゆる環境、異なるサーキットでのレースに対応していく。日産系チームの総監督は柿元邦彦が引き続き担当する。
また、新たに世界選手権となるFIA GT1世界選手権に「NISSAN GT-R」で参戦するプライベートチームに技術支援を行う。さらに、若手ドライバー育成プログラムの実施やプライベートチームの活動サポートも行う予定だ。