
小型トラックの共同開発---日産と日産ディーゼルが検討、いすゞは?
日産自動車と日産ディーゼル工業は、小型トラックを共同開発する方向で検討を開始したことを明らかにした。実現すればいすゞ自動車との提携は解消する。日産と日産ディーゼルは、生産台数の少なかった小型トラックの生産を中止して、現在はいすゞから『エルフ』のOEM(相手先ブランドによる供給)を受けてそれぞれで販売している。

日産まだまだ好調!! 生産・販売・輸出……3月の実績
日産自動車が発表した3月の生産・販売・輸出実績によると、グローバル生産が前年同月比5.7%増の25万4920台となり、13カ月連続で前年を上回った。国内生産は同5.0%増の13万9577台で、13カ月連続でプラスとなった。『ティアナ』や『マーチ』、『キューブ』など、国内向けの新型車が依然として好調だった。

03年度は初の300万台突破目指す---日産の世界販売
日産自動車のカルロス・ゴーン社長は23日の業績見通しに関する記者会見で、2003年度の世界販売計画を前年度比9.7%増の304万台としたことを明らかにした(既報)。実現すれば日産としては、初の300万台乗せとなる。今年度は米国向けを中心に、世界で10の新型車を投入する計画。

3列目の収納はワンタッチ---ゴーン社長が新型『プレサージュ』披露
日産自動車のカルロス・ゴーン社長は23日の業績見通し発表の席上、今年夏にフルモデルチェンジして発売するミニバン『プレサージュ』を披露した。日産が今年度に投入する新モデルの第1号となる。諸元の詳細は明らかにしていないが、エンジンは現行モデル同様、2.5リットルと3.0リットルとなる見通し。全車が超-低排出ガス車となる。

3期連続の最高益に---日産の03年3月期連結
日産自動車が23日発表した2003年3月期連結決算見通しは、国内外の販売好調により、純利益は前期比33.0%増の4950億円となった。01年3月期から3期連続の最高益更新。営業利益は50.7%増の7370億円となり売上高(6兆8500億円)に対する同利益率は10.8%と二桁に乗せた。

日産「180」、初年度で2つの目標をクリア!
日産自動車は23日、2003年3月期の連結決算見通しと、中期経営計画「日産180」の進捗状況を発表した。営業利益、純利益が過去最高を更新するとともに、180で掲げた営業利益率目標と自動車事業実質有利子負債ゼロを達成した。カルロス・ゴーン社長は、全世界で100万台の販売拡大計画も「簡単ではないが、必ず達成できる自信を持っている」と強調した。

【株価】好決算---日産、ダイハツが反発
米国株高を好感し、全体相場は反発。もっとも上値の売りが厚く、平均株価の上げ幅は3円足らずにとどまった。自動車株は高安まちまち。日産自動車が反発。この日、3月期業績を増額修正するとともに、本業の有利子負債を完済したことを発表。ダイハツ工業も前期連結経常利益が増額修正されたことを受け反発。

日産今年もやります---ストックオプション発行の詳細を決定
日産自動車は、23日開催の取締役会で、昨年の定時株主総会の決議に基づくストックオプションを発行するため、新株予約権の発行するための具体的内容を決定した。新株予約権の名称は、「日産自動車第1回新株予約権」で、普通株式1243万株分の新株予約権を発行する。新株予約権は、5月7日に無償で発行される。

【株価】ホンダは反落---社長人事に株価は反応薄
景気の先行きに対する懸念から利益確定の売りが相次ぎ、全体相場は3日ぶりに急反落。平均株価はバブル崩壊後の最安値を更新した。自動車株は全面安。ホンダは福井威夫専務の社長昇格を発表したが、株価は反落した。

上海モーターショー、日産は『サニー』をお披露目
日産自動車は、今夏から中国で発売する新型セダン『サニー』(中国表記「陽光」)を、上海モーターショーに出品した。サニーは、日産が中国・東風汽車公司と共同出資する新会社「東風汽車有限公司」が生産する第1弾モデルとなる。