前置きが長くなったが、実際に「BEWITH Platinum Voice for RIFTER」を取り付けたリフターの試聴を行った。音楽再生が始まった瞬間に音の厚みを感じることができる。特に中域の豊かさは工場純正スピーカーとはまったく違う印象。中低域まで含めてふくよかさを感じられるサウンドに仕上がっている。さらに高域のクリアさも際立ち、曲が持つ情報量も余すところなく表現しているのがわかる。なおかつナチュラルな仕上がりで、突き出した部分もなく長時間聴いていても心地良いサウンドだと感じた。また低域の抑制の効いたサウンドも印象的。ムダな余韻を残すこと無く、パンッと抑制の効いた歯切れの良い低音が体感できるのも好印象。音の広がり感や迫力も十二分に感じられる仕上がりとなった。
プジョー・リフターはミニバンやSUV、ステーションワゴンと言ったさまざまな魅力ポイントを融合させた新しいカテゴリーのクルマだ。車内には各所に気の利いた収納を装備、後席には3座独立シートの採用や、天井にはマルチパノラミックルーフを装備するなど、個性的な内装装備が光るモデル。それだけに最新の情報に敏感な感性豊かなユーザーの注目を集めるモデルとなっている。そんなリフターのサウンド面では「BEWITH Platinum Voice for RIFTER」のチョイスが魅力的。なお、兄弟車であるシトロエン・ベルランゴ専用モデルも用意されている。いずれもディーラーでオーダー可能なので要チェックだ。《土田康弘》