東京ビッグサイトで28日に開幕した「第44回東京モーターショー2015」。各メーカーのブースには市販モデル、コンセプトモデルに加え、F1マシンやMotoGPバイクなど多数のレーシングカーが展示されている。
メルセデスベンツのブースには2014年のF1チャンピオンマシンである『F1 W05 Hybrid』が登場。ルイス・ハミルトン仕様のカーナンバー44が展示されている。東京モーターショーにおいて現行に近いF1マシンが登場するのは久しぶりのこと。初日のプレスデーから多くの人が足を止めて写真撮影をしていた。また隣りには日本初公開となる『AMG GT3』も展示されている。
ホンダブースには今年からタッグを組むマクラーレン・ホンダ『MP4-30』が展示。フロントノーズはシーズン序盤仕様だったが、現在の黒をベースにしたカラーリングになっている。
この他に、MotoGPのバイクもホンダ、ヤマハ、スズキの各ブースで展示。フォルクスワーゲンブースにはWRC(世界ラリー選手権)に参戦中の『POLO R WRC』が登場。また2017年から参戦予定のトヨタも、今年1月にお披露目したWRCマシンをブース内に展示。アウディブースにはWEC(世界耐久選手権)に参戦中の『R-18 e-tron quattro』の7号車が持ち込まれている。
ブリヂストンブースには傘下のファイアストンタイヤで争われているインディカー、佐藤琢磨が駆るAJフォイト・レーシングの『DW12』が展示。日立オートモティブシステムズには前回(第43回)に続き、エリオ・カストロネベスがドライブするインディカーに加え、今回は技術サポートをしているスーパーフォーミュラのダラーラ『SF14』も展示された。
現行モデルのF1マシンをはじめ多数のレーシングカーが一般車と並んで展示されている今回の東京モーターショー。クルマ好きだけでなくレースファンも楽しめるショーになりそうだ。