富士重工業とSTI(スバルテクニカインターナショナル)は13日、幕張メッセで開幕した東京オートサロン会場にて2012年モータースポーツ活動の概要を発表。2012年もニュルブルクリンク24時間レースに参戦することを明らかにした。
2012年の参戦車両は、2011年SP3Tクラスの優勝車両に、STIコンプリートカー『S206』の内容を織り込むとともにさらなる軽量化などを施す。4月に現地で行われるショートレース(VLNシリーズ)に出場してセットアップを行い、5月19日・20日の24時間レース決勝に臨む。
車両開発とチーム運営を担当するチーム監督は、2011年同様STIの辰己英治氏が務める。ドライバーは、吉田寿博選手、佐々木孝太選手、マルセル・エンゲルス選手、カルロ・バンダム選手の4名。また、スバル特約販売会社のサービスマンをチームクルーとして派遣する。
辰巳チーム監督は「スバルの車が世界の車を相手に勝てたということを、まぐれに思う人もいるかもしれませんが、本当の実力であることを、もう一回勝てば信じてくれるはず。日本車はすごいんだぞと、世界中にスバルの実力を示したい」。
吉田選手は「2011年は初めて優勝できたことを誇りに思います。今年もスバルSTIとして世界で2連覇をなんとか達成しようという思いで、みんな一つになっていますので、応援してほしい」。
佐々木選手は「今年は車もスバルブルー1色になり、スバルの車として今年も世界で活躍しようと意気込みを感じます。連勝というのは本当に大変だと思いますので、最後のゴールまでチームの力を合わせてがんばりたい」と、それぞれコメントした。