【東京モーターショー09】ホンダのEV-Cub はもうちょっと未来

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世界市場において最強のブランドイメージを誇るホンダの商品は、走っていない国は1か国もないと言われる原動機付き自転車『スーパーカブ』である。

発売51年目にあたる今年の東京モーターショーでは、その21世紀バージョンともいうべき電動カブのコンセプトモデル『EV-Cub』がお目見えする。

デザインは膝の部分に風防を持つオリジナルのスーパーカブのスタイルがモチーフで、そこにEV時代を感じさせる新しさを加味した。そのレトロな雰囲気のエクステリアとは対照的に、メカニカルパッケージは先進的なもの。前後輪のハブ部にインホイールモーターを装備した2輪駆動方式。バッテリーは超小型のリチウムイオン電池を想定している。

これらのメカニズムは現在の50cc、90ccエンジン版に比べて極めて小さいため、足下スペースの余裕は現行カブに比べて格段に大きくなっている。また、ガソリンタンクが不要になったことで生みだされた空間も活用。外観からは到底想像不能だが、一見スリムなシート下には、何と専用のヘルメットを収めるスペースが設けられている。ヘルメットのカラーはコンセプトモデルと同じ、クリーンな白基調。

現時点では走行不能なモックアップだが、技術的にはすでに不可能ではないという。四輪に比べて早期に普及が始まるとされる二輪EV。その未来像を会場でも体感したいところだ。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

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