ホンダは10月16日、原付一種に新たに追加された区分基準に適合した『スーパーカブ110 Lite』『スーパーカブ110 プロ Lite』『クロスカブ110 Lite』の3モデルを発表した。SNSでは「原付の新たな時代が来た!」とついに発表された「新基準原付」に対して注目が集まっている。
【画像】新基準原付として登場した『スーパーカブ110 Lite』
新基準原付は総排気量50cc超から125cc以下かつ最高出力4.0kW以下に制御された車両で、従来の49ccエンジンを搭載した「スーパーカブ50」シリーズに比べ出力とトルクが向上している。

3モデルは空冷・4ストローク・OHC・単気筒・109ccエンジンを搭載し、新基準原付の法規に適合する最高出力3.5kWに最適化されている。従来モデルと比べよりスムーズな加速性能を実現した。
安全装備として前輪ディスクブレーキと前輪のみに作用するABSを標準装備。前後輪にキャストホイールとチューブレスタイヤを採用し、メンテナンス性も向上させている。
メーター内には速度警告灯のほか、ギアポジションや時計、平均燃費などを表示する機能を搭載。日常の移動における使い勝手の良さに配慮している。

価格はスーパーカブ110 Liteが34万1000円、スーパーカブ110 プロ Liteが38万5000円、クロスカブ110 Liteが40万1500円(いずれも消費税込み)。
カラーバリエーションはスーパーカブ110 Liteが2色、スーパーカブ110 プロ Liteが1色、クロスカブ110 Liteが3色を設定している。
X(旧Twitter)では「原付(50cc免許枠)の新たな時代が来た!」とついに発表された新基準原付に対して注目が集まっている。

乗り心地の変化に対する注目も集まっている。制御されているとはいえ、出力とトルクが向上しているため「今までとは桁違いの加速するだろね」「全域乗りやすいとかあるのかな」と様々な意見が集まった。
34万1000円からとなった価格に対しては「価格がスーパーなことになってるし」「値段が想像よりも高いが仕方ないね」といった賛否両論のコメントが集まっている。
なお、スーパーカブ110 Liteは10月30日より一般公開される「ジャパンモビリティショー2025」のホンダブースにて展示される予定。