三菱自動車が発表した10月の生産・販売・輸出実績によると、グローバル生産台数は前年同月比15.7%減の11万2185台となった。
三菱商事はマレーシアの自動車販売会社と合弁で三菱車を販売する新会社「三菱モーターズ・マレーシア」を設立する。来年1月以降、新会社が三菱車の販売権を取得し三菱車すべてを販売する。
三菱商事は18日、いすゞ自動車の優先株を取得して資本参加すると発表した。いすゞが2002年に債務の株式化でみずほコーポレート銀行などに発行した1000億円の優先株の一部で、発行済み株式総数の11%相当となる。
三菱自動車の再建を支援中の三菱商事が、今度は新たにいすゞ自動車に資本参加する意向を固めた。約270億円を投じていすゞの発行済み優先株を取得、2年後をメドに一部を普通株に転換し、米GMに次ぐ第2位の大株主に浮上するという。
米国株式の反落を受け、全体相場は小幅続落。自動車株は全面安となった。日産自動車も続落。『フーガ』がRJC(日本自動車研究者・ジャーナリスト会議)のカーオブザイヤーに選出されたが、花を添えることはできなかった。
米国株高を受け、全体相場は続伸。平均株価は10月12日以来およそ1カ月ぶりに1万1200円台を回復した。自動車株は全面高。大手3社がそろって続伸。
三菱自動車工業は13日夕、同社が仏PSAプジョーシトロエングループと資本提携交渉に入ったとの日本経済新聞の同日付夕刊報道を受け「憶測であり事実ではない」とのコメントを出した。
三菱自動車は、欧州生産の5ドアコンパクトカーの『コルト』が、ドイツの「ゴールデン・ステアリングホイール賞」のクラス1で最優秀賞を受賞したと発表した。
マツダは『ボンゴ』、『タイタン』など5車種の走行装置と動力伝達装置に不具合があったとしてリコール(回収・無償修理)を届け出た。対象は99年5月から04年10月までに生産した4万576台。
三菱自動車の9月中間連結決算が発表になったが、当期損益は過去最悪の1461億円の赤字を計上した。きょうの各紙は、その決算分析と抜本的な見直しを迫られている経営再建計画について、経済面の大半を割いて大きく取り上げている。
先週末の米国株高を受けて買い先行で始まったが、利益確定売りに押されて全体相場は4日ぶりに反落。1ドル=105円台に円高が進行したことを嫌気し、自動車株はほぼ全面安となった。
三菱自動車工業の多賀谷秀保社長は8日の記者会見で「事業再生」の進捗状況を説明、このなかで不振が続く国内営業については『コルトプラス』の投入によって「活気が出てきた」と強調した。
三菱自動車工業の多賀谷秀保社長は8日の中間決算発表の席上、経営再建計画の一環として打ち出していた本社の京都移転について「基本方針に変更はない」とする一方、「移転の時期、形態については検討中」と述べた。
三菱自動車工業は8日、9月中間決算と2005年3月期の業績予想を発表した。通期の連結業績は5月時点の予想より経常利益で300億円、純利益で100億円赤字幅が拡大する下方修正となった。
三菱自動車が、東京・品川にある本社を06年度までにエンジン工場のある京都市に移転させる計画を、白紙に戻す公算が大きくなったと、きょうの朝日が1面トップで報じている。