 
    【株価】業績上方修正期待、スズキが高値更新
利益確定売りと買い注文が交錯したが、全体相場は3日続伸。自動車株は高安まちまちとなった。スズキが大幅続伸し、今月7日に付けた上場来高値を更新。今3月期連結業績の上方修正に対する期待が後押し要因となっている。
 
    スズキ絶好調、世界生産が最高…2月実績
スズキが発表した2月の四輪車生産・国内販売・輸出実績によると、世界生産台数は前年同月比12.8%増の19万2187台で、2月として過去最高となった。
 
    スズキもスクーター逆輸入、アドレス の生産を台湾に切り替え
スズキは、原付2種スクーター『アドレスV125』、『アドレスV125G』の生産を国内から台湾の合弁会社台鈴工業股有限公司に移管したと発表した。
 
    【株価】日産が反発…米で社債10億ドル発行へ
日銀の量的金融緩和政策の解除決定で不透明感が払拭され、全体相場は3日ぶりに反発。平均株価は2月末以来の1万6000円台回復となった。円相場が反落したことを受け、自動車株はほぼ全面高。米国での10億ドルの社債発行を決めた日産自動車も反発。
 
    【ジュネーブモーターショー06】写真蔵…スズキ SX4
スズキがジュネーブモーターショーで発表した『SX4』の総称は「スポーツ・クロスオーバー・フォー・フォーシーズンズ」。春夏秋冬の四季を通じて、市街地から郊外まであらゆるシーンで活躍する『スイフト』譲りの革新的なコンパクトハッチバックと本格的な小型SUVをクロスオーバーさせた一台だ。
 
    【リコール】シボレー ブレイザー 制動力が低下する恐れ
スズキは8日、シボレー『ブレイザー』のブレーキパイプに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。91年10月から98年7月までに輸入された7631台が対象。
 
    【池原照雄の単眼複眼】スズキ、GMショックの先に見える「自立」
スズキは米GMから株売却の申し入れを受けた。鈴木会長は、「ウチの株を売って、その程度のキャッシュが欲しいということなら、もう(GMは)終わりじゃないの」と、報道陣を煙に巻いていたが、様々なシミュレーションをしたはずだ。今回スズキが買い入れた自社株は、1年間そのまま金庫株として保管され、GMに買戻しの意向があれば応じる。ただ、相手の経営状態からその可能性は極めて薄い。自社株消却戦略も透けて見える。
 
    「スズキとの関係は強固」GMワゴナー会長
GMのリック・ワゴナー会長兼CEOは、スズキへの出資比率を引き下げたことについて「GMとスズキの関係は強固であり、今後も提携関係を続けていく。今回の株式売却によって、GMは、これまで以上に流動資産を増強することとなる」とのコメントを発表した。
 
    【株価】自己株式1年保有で安心感…スズキが上場来高値更新
8日から始まる日銀・政策委員会を控え「金融政策の方向性を見極めたい」とのムードが強まり、全体相場は反落。スズキはGMが保有していた自己株を1年間保有する方針を明らかにしたことで、市場に安心感が台頭、上場来高値を更新した。
 
    スズキ、GM以外との提携も
スズキの鈴木修会長は、今後GM以外との提携についえて「勉強させてください」と述べ、GM以外との提携に前向きな姿勢を示した。

