8日から始まる日銀・政策委員会を控え「金融政策の方向性を見極めたい」とのムードが強まり、全体相場は反落。円安ドル高を好感し、自動車株は堅調な動きとなった。
日産自動車が前日比3円高の1357円と4日続伸。ホンダが150円高の6900円と大幅続伸し、トヨタ自動車も20円高の6210円と続伸した。スズキはGMが保有していた自己株を1年間保有する方針を明らかにしたことで、市場に安心感が台頭。買い戻しが入り、一時190円高の2680円まで買われ上場来高値を更新した。マツダ、ダイハツ工業も堅調。
こうした中、富士重工業(スバル)が反落し、三菱自動車工業、日野自動車工業が小幅安。ブレーキ国内最大手の曙ブレーキ工業が急反落。米自動車部品大手デーナ社が会社更生手続きの適用申請を行ったことで、同社に対する債権の取立て不能・遅延の可能性が生じる可能性があると発表。嫌気売りを誘い、一時64円安の1136円まで下げた。