【株価】金総書記の死去で下げ足を加速

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全体相場は反落。先週末の米国市場の下落を受け、輸出関連株を中心に売りが先行して始まった。

昼休みに北朝鮮・金正日総書記の死去が伝えられると、地勢学的リスクに対する懸念から後場は下げ足を加速。韓国市場が下げ渋ったことで買い戻しも入ったが、平均株価は前週末比105円60銭安の8296円12銭と反落。11月28日以来約3週間ぶりの安値水準となった。

自動車株は総じて軟調。トヨタ自動車が11円安の2487円と下落。大手経済紙が「2012年の世界製産台数を過去最高の865万台を計画」と報じたことから、朝方は買いが先行。しかし、北朝鮮関連の報道を受け、マイナス圏に沈んだ。ホンダも14円安の2247円と下落。いすゞ、マツダ、富士重工がさえない。

こうした中、日産自動車が14円高の682円と上昇。1300万株を上限とする自社株買いを発表したことで、需給の改善を期待する買いが入った。ダイハツ工業も11円高の1335円と堅調。

三菱自動車が90円、日野自動車が445円で変わらず。

《山口邦夫》

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