ジェイテクトは12月22日、協調操舵技術「Pairdriver」が、トヨタの新型『RAV4』の操舵制御機能として初搭載されたと発表した。
ジェイテクトグループは「技術をつなぎ、地球と働くすべての人を笑顔にする」というミッションのもと、2030年までに「モノづくりとモノづくり設備でモビリティ社会の未来を創るソリューションプロバイダー」を目指している。今回のPairdriver搭載は、安全性と快適性の両立を目指す彼らの変革の一環だ。
Pairdriverは1988年の世界初の電動パワーステアリングの開発で培った制御技術を活用し、人と自動運転システムの操舵を自然につなぐ協調操舵技術だ。高精度な舵角制御により、目標軌道への高い追従性と滑らかな操舵介入を実現し、車両個別のステアリング機構差に影響されず安定した制御が可能という。
操舵反力はソフトウェアで柔軟に設計・調整でき、人とシステムの直感的なコミュニケーションによる新たな運転支援体験を提供する。新型RAV4では緊急回避時に起動し、安全な運転環境の実現に寄与する。今後は様々な走行シーンでの活用に向け、他社への提案と共創を推進していくという。
ジェイテクトグループは引き続き自動車向け製品・サービスの技術力を強化し、安全性、快適性、環境性の向上に貢献していく。モノづくりと設備を通じて、地球にやさしく安全なモビリティの開発に取り組み、新たな価値を顧客に提供する方針だ。







