
【インプレ'04】下野康史 トヨタ『ポルテ』 “クルマのドア”じゃなくて、“ドアのクルマ”
夫婦ふたり、月末までだいぶあるのに、お金が3000円しかない。どう食費に使うかと思案した末に、紀ノ国屋で1枚3000円のステーキを奮発して、一気に使ってしまった、という知人から聞いた体験談を思い出させる快作。

【インプレ'04】下野康史 BMW『1シリーズ』 コンパクトなボディにギュッと詰まったBMW味
これが本当のBMWミニ。幅は3ナンバーだが、スロープしたルーフのせいもあって、後ろから見るとかなり小さい。そのわりに“濃い”デザインは好きずきだが、ボクは大好き。

【インプレ'04】下野康史 フィアット『パンダ』 出来はズバリ「イタリアの軽自動車」
見たところ、初代パンダとはなんの脈絡もない2代目。ボクが乗った個体は、ブレーキを踏むと明らかに前輪からジャダー(振動)が起きて、印象が悪かった。それはともかく、乗ったところ、ビーチサンダル的キモチよさの初代とはやっぱりなんの脈絡もなかった。

【インプレ'04】熊倉重春 フィアット『パンダ』 初代パンダというよりウーノの生まれ変わりだ
みんなも覚えているように、初代の『パンダ』はクルマの原点を直撃する傑作だった。「ハコの四隅に車輪を付ける」のがすべての基本なのだから。

【インプレ'04】熊倉重春 ヒュンダイ『JM』 価格以外のオリジナリティがほしい
乗用車『エラントラ』をもとにして新型SUVを作った。その点ではホンダ『CR-V』やトヨタ『RAV4』に似ている。

【インプレ'04】熊倉重春 ダイハツ『ムーヴ ラテ』 癒し系ペットのようなキャラクター
第一印象は「かわゆい!」。主なターゲットである女性陣には歓迎されそうだ。でもこの顔、どこかトヨタ『シエンタ』に似すぎてませんか。

【インプレ'04】熊倉重春 トヨタ『ポルテ』 ひとりかふたりで贅沢に使いたくなる室内空間
う〜ん、車内空間って、工夫すればここまで有効に使えるのかと感心する。極論するなら小型車の概念を激変させる問題作。もし買ったら、こうも使える、アレもできちゃうと大騒ぎになるのは確実だ。

【インプレ'04】下野康史 スズキ『アルト』 身近なクルマだから“白物家電”的なのか
広報資料によると、『女性パワーが新型アルトを造った』んだそうだ。“ラパン”で味をしめた“スローライフ”なスタイリングや、アロマグッズにインスパイアされた中間色の新ボディカラーや、シートリフターを始めとする「運転しやすさ」の工夫といったところが、その成果らしい。

【インプレ'04】熊倉重春 日産『ムラーノ』 走りもカタチも、とにかくスマート!
本来アメリカ向けに作られ、けっこうヒットしているが、SUVとしてはかなり異色。こういうのはグワッと威圧したくて買う人が多いのに、あえてソフト感を前面に出したところが新鮮に見える。

【インプレ'04】熊倉重春 アウディ『A6』 ステアリングの向こうに、豊かさを実感
アマゾンの怪魚みたいな顔で存在感も倍増。でも下品に陥っていないのがアウディらしいところか。例によってシュルンとスマートにまとまり、余計なエアロパーツなしに200km/h以上のクルージングを可能にする造形力もさすがだ。