日産ゴーン社長、台数追求は「破壊的行為」
日産自動車のカルロス・ゴーン社長は25日の会見で、北米を中心としたインセンティブ競争の激化に「自動車業界の破壊的行為」と苦言を呈した。
日産、07年3月期営業利益は引き続き横ばい
日産自動車のカルロス・ゴーン社長は25日、東京の本社で2006年3月期決算と今期(07年3月期)の業績予想を発表した。前期は原材料費の高騰など「逆風と激動の1年」(ゴーン社長)であり、連結営業利益は前々期比1.2%増の8718億円となった。
【株価】買い戻し受け、全面安の様相
前日の急落を受けて買い戻しが入り、全体相場は反発。円相場が1月中旬以来の高値圏に続伸したことを嫌気し、自動車株は全面安となった。
日産、欧州でインフィニティを展開
日産自動車は、2008年から欧州で「インフィニティ」チャンネルをスタートさせると発表した。同社は、中期経営計画の日産バリューアップ期間中に、高級車販売チャンネルのインフィニティをグローバル展開する計画だ。
日産、2009年からロシアで現地生産
日産自動車は、2009年にロシアのサンクトペテルブルクに工場を建設して現地生産することを発表した。ロシア連邦政府の認可を受けてから、新工場を建設する。
日産自動車2006年3月期連結決算…6期連続で過去最高益を更新
日産自動車が発表した2006年3月期の連結決算は、当期純利益が前年同期比1.1%増の5181億円となり、6期連続で過去最高益を更新した。
【株価】全面安、ロシア工場報道の日産は続伸
原油高や米ハイテク株安、衆院千葉七区補欠選挙の自民党候補敗退など不安材料が重なり、全体相場は急反落。平均株価は今年最大の下げ幅となり、1万7000円台を割り込んだ。円相場が1ドル=115円台に急進したことも嫌気され、自動車株は全面安。
日産2005年度実績…グローバル生産が過去最高でも国内マイナス
日産自動車が発表した2005年度の生産・販売・輸出実績は、グローバル生産台数が前年度比3.2%増の343万8340台となった。国内生産は不振だったが、海外生産でカバーし、過去最高だった。
【株価】ホンダ、トヨタが上場来高値を更新
主力企業の好業績期待が高まり、全体相場は反発。主力企業に対する海外投資家と個人投資家の買いが活発化し、自動車株は全面高となった。ホンダが前日比360円高の8120円、トヨタ自動車が180円高の6900円と急伸。
日産、アルティマ にもハイブリッド設定
日産は『アルティマ』のハイブリッドモデルを2007年モデルとして販売することを明らかにした。生産は米国内で行われる予定。バッテリー、モーター技術はトヨタからのライセンス提供による。
