スペイン、へレスサーキットでのテストをスタートさせたマクラーレン。初日となった17日にテストドライバーのアレクサンダー・ブルツがデビュー間近のニューマシン「MP4-18」で高速クラッシュ。ブルツはすぐに病院に搬送され、メディカルチェックを受けたが、幸い軽い打撲のみで済んだ。
これまでチームオーダーに反対の立場をとり続けてきたマクラーレン。今年からFIAによってあからさまなチームオーダーが正式に禁止されたが、デビッド・クルサードはキミ・ライコネンのタイトル獲得を後押ししていくつもりがあることを明らかにした。
今シーズン限りでB・A・Rホンダとの契約が終了するジャック・ビルヌーブ。今シーズン終了後、他カテゴリーへ移るのではとの噂も浮上しているが、マネージャーのクレイグ・ポラックは現在複数のチームと交渉中であると語った。
カナダGPで8位入賞を果たし、1ポイントを獲得したトヨタのオリビエ・パニス。これまで7戦中5リタイアと不調に苦しんでいたパニスが、6年前に両足骨折という大クラッシュを経験したサーキットでようやく今季初ポイントを獲得できただけに、その喜びは大きかったよう。
カナダGPでポールポジションスタートを決め、2位でレースを終えたウィリアムズのラルフ・シューマッハ。20ラップ過ぎのピットストップで兄ミハエルにトップを明け渡し、最後はブレーキトラブルに苦しむ兄に0.784秒差と及ばなかった。
F1界を牛耳るバーニー・エクレストンが自らのポケットマネーでミナルディの救済に乗り出したことが明らかとなった。カナダGP開催中に各チーム代表らが会合を持ち、財政難チームの救済案について話し合いを行ったが、具体的な救済措置案は出なかった。
自民党・モータースポーツ振興議員連盟は17日、党本部で総会を開き、4年以内に公道レースを実現させることなどを盛り込んだ今年度の活動方針を決めた。学生時代にレース経験もある古屋圭司議員は関連産業の育成を通じてモータースポーツ文化の発展を目指していく方針を強調した。
第71回を迎えたルマン24時間耐久レース決勝が14日からサルト・サーキットで行われ、15日午後4時にゴール。トム・クリステンセン、ガイ・スミス、リナルド・カペロ組のベントレーが73年ぶり、6度目の優勝を決めた。
財政難から破産したF1チーム・アロウズの破産管財人ブライアン・ハンブリン氏は、F1用レーシングカーなどを、イギリスで開催されるオークションに出品することがわかった。オークションは、18日午前10時(イギリス標準時)に始まり、19日午後9時(同)に終了する。
シーズンの前半戦を締めくくる戦いとなるカナダGP。ポールポジションの弟ラルフ・シューマッハを抑え、兄ミハエルが68勝目をマークした。この勝利でポイントでもキミ・ライコネンから首位の座を奪った。