これまでチームオーダーに反対の立場をとり続けてきたマクラーレン。今年からFIAによってあからさまなチームオーダーが正式に禁止されたが、デビッド・クルサードはキミ・ライコネンのタイトル獲得を後押ししていくつもりがあることを明らかにした。
「僕自身のタイトル獲得は遠ざかったけど、まだまだ分からない。チャンピオンシップにはたくさんポイントが残っているし、いい結果が一つでも得られれば、ガラリと変わることだってある」
「でももし数学的にチャンスがないとなったら、後はチームの意志に従うだけさ。僕は無意味に流れに逆らったりしない。いつだって個人としてベストを尽くしてきたつもりだ。でも僕はチームに支えられた存在だし、チームの意志を尊重するべきだと思う」
ここ5戦4勝と波に乗るフェラーリ&シューマッハの快進撃で、とうとうポイントリーダーの座を奪われたライコネン。シューマッハから29ポイント差、7位にいるクルサードが力強い味方となる日は近いかもしれない。