ホンダ青山ビル1階の多目的パブリックスペース「ホンダウエルカムプラザ青山」では、3月29日(土)に、くるまフォーラム「インディカー・シリーズへの挑戦」を開催する。
キミ・ライコネンの初勝利によって大成功に終わったマレーシアGP。しかしイタリアの有力スポーツ紙『カゼッタ・デロ・スポルト』によると、あわや中止という状況にあったのだという。
マレーシアGPで史上最年少のポールシッターとなったルノーのフェルナンド・アロンソがその喜びを語った。3歳の時ゴーカートでレースを初体験して以来、常に4輪マシンと共に成長してきたアロンソにとって、初めて乗ったF1表彰台の感触は生涯忘れられぬものとなったようだ。
マレーシアGPスタート直後にルノーのヤルノ・トゥルーリに追突し、またしても表彰台を逃した王者ミハエル・シューマッハ(フェラーリ)はレース後トゥルーリに謝罪を述べた。「不運なスタートから始まったタフなレースだった。僕はミスを犯してしまい、ヤルノにぶつかってしまった。彼に謝罪したよ。あれが今レースの決定的な瞬間だった」
マレーシアGPで初勝利を収めたマクラーレンのキミ・ライコネンがレース後喜びを語った。「昨年のフランスGPと今年の開幕戦で勝てなかったのはアンラッキーだったと思っていた。でもやっと実現できて、とても嬉しい」
マレーシアGPで41ラップでリタイアしたミナルディのジャスティン・ウィルソンがレース後病院で検査を受けた。ウィルソンはHANS(Head and Neck Safety)の不具合により肩の神経に猛烈な痛みを感じ、急遽ヘリコプターで病院へ。鎮痛治療や数多くのテストを受けた後、無事退院した。
IRL第2戦の決勝レースは23日、アリゾナ州のフェニックス・インターナショナル・レースウェイで開催された。全長1マイル=1.6kmのサーキットを200周して優勝したのはポールからスタートしたトニー・カナーン(アンドレッティ・グリーン)。ホンダ・インディV8エンジンのインディカー・シリーズ初勝利である。
ポールポジションを獲得したのはルノーのアロンソで、2番グリッドにはチームメイトのトゥルーリ。スタート直後、トゥルーリは3位スタートのM. シューマッハと接触、両者ともに順位を落とす。燃料軽めでスタートしたアロンソが早めにピットに入った後、トップを守りきったライコネンがそのままチェッカーを受け、初優勝を飾った。
1999年からカレンダーに加わったマレーシアGP。世界屈指の近代サーキットには多種多様のコーナーが散りばめられ、設備も優秀でチームやドライバーからの評判も高い。赤道近くに位置するため、高温多湿なコンディションがドライバーの体力を奪う、フィジカル面でも非常に厳しいサーキット。スコールが降る可能性も高く、今年はより変化に富んだグリッドが期待できるだろう。
開幕戦オーストラリアGPで安定した走りを見せ、高い評価を受けているマクラーレンのデイビッド・クルサード。今シーズン、タイトルの可能性もあるのではとの評判もあるが、1979年フェラーリでワールドチャンピオンに輝いたジョディ・シェクターは「クルサードは過大評価されているね」と、全く別の評価を下している。