イギリスGP終了後、突如正ドライバーから降ろされたジャガーのアントニオ・ピッツォニアが今の心境を語った。「僕にとってかなりのショックだった」。以前から交代の噂が出ていたが、チームはそのたびに否定。ピッツォニアが今シーズン最後までドライブすることを確約していただけに、突然の交代劇となった。
イギリスGPの11ラップ目、シルバーストーンでも高速セクションとなるハンガーストレート付近に突如現れ、マーシャルに取り押さえられた侵入者。ほんの数メートル先を250km/hのマシンが走り抜ける危険な場所から無事に生還したものの、セーフティーカー導入となりでレースを台無しにした。
アクシデント続発で2度のセーフティーカーに翻弄されたイギリスGP。しかし途中18ラップに渡りキミ・ライコネンを抑えてトップを走行、最終的に7位入賞を果たしたトヨタのクリスチアーノ・ダマッタにとっては、非常に印象に残るレースとなったようだ。
不振続きでかねてから後退の噂のあったジャガーのアントニオ・ピッツォニア。イギリスGP終了後、ピッツォニアに変えてミナルディのジャスティン・ウィルソンを獲得したことがジャガー側から発表された。契約は2003年残り5戦で、来シーズンについては今後の展開次第となる。尚、ピッツォニアはリザーブドライバーとしてチームに残留する。
シルバーストーンで行われた伝統のイギリスGPはフェラーリのルーベンス・バリケロが今シーズン初勝利を飾った。クルサードのヘッドレストが破損し、破片が広がったため、またトラック内に不審者が入り、セーフティーカーの出動。
世界最大ビールメーカーのバドワイザーがBMWウィリアムズF1チームのオフィシャルスポンサーを務めることが発表された(既報)。これまでNASCARやインディ500などを始め、アメリカ国内で14年以上もモータースポーツをサポートしてきたバドワイザーがF1に進出するのは初めて。
ホームグランプリとなるイギリスGP開幕を控えたB・A・Rホンダが、新スポンサーの獲得を発表した。新スポンサーとなるSINA社は、中国でシェア60%を誇る最大手のインターネットプロバイダー。契約は複数年となっている。
2戦連続で2位に入ってるウィリアムズのフアン・モントーヤ。しかし2連勝を飾り、一気に注目を集めるチームメイトの陰に隠れていることで、かなりのフラストレーションを感じているようだ。
映画俳優のアーノルド・シュワルツェネッガーがイギリスGPにゲストとして来場することが明らかになった。これは主演映画『ターミネーター3』の宣伝のため、配給元とジャガー・レーシングがタッグを組んだもの。
第二次大戦中には飛行場として使用されていたシルバーストーン。1950年にF1世界選手権が誕生した歴史的場所でもある。オーバーテイクポイントは少なく、場外ではサーキット付近の渋滞が毎年問題化している。