ドイツGP終了後にラルフ・シューマッハに科せられたペナルティに対し、ウィリアムズが控訴する日程が決定した。ウィリアムズ側は8月19日にFIAの国際法廷にてアピールを行う。
パナソニック・トヨタ・レーシングは2004年のレースドライバーとして、今シーズン同様オリビエ・パニス、クリスチアーノ・ダマッタの布陣を継続していくことを正式に発表した。
ドイツGPで白熱の2位争いを演じたルノーのヤルノ・トゥルーリとフェラーリのミハエル・シューマッハ。結果的にはトゥルーリが初表彰台を獲得、シューマッハはタイヤがバーストして7位となったが、トゥルーリは、オーバーテイクする前にミハエルがランオフエリアに落ちながらオーバーテイクしたのはルール違反だと非難した。
観客動員数アップのため、チーム代表らがいくつかのグランプリを夕刻に行うことを検討しているという。ヨーロッパで夕方に放送されるブラジルGPなどの視聴率は通常の3倍にも跳ね上がることから、観客数、視聴者数ともに伸びる可能性があるという。
ドイツGP後半で左リヤタイヤがバーストし、2位から7位へと順位を下げたフェラーリのミハエル・シューマッハ。ブリヂストンが原因の調査に乗りだしたところ、タイヤ自体の問題ではなく、シューマッハがコースオフした際に破片を拾ったためにパンクしたことが判明した。
ドイツGPを終えてマクラーレン、トヨタ共に現在のドライバー体制を維持していくことがほぼ確実ではないかと言われている。マクラーレンはデビッド・クルサードに代えてウィリアムズのファン・モントーヤを獲得するのではと噂されていたが、2004年いっぱいという現契約を続行させる構え。
ドイツGPを観戦に訪れたトヨタ自動車の張社長は、「チームは常に前進を続けている。私自身もトヨタ自動車も非常に満足している。未来に向けて自信を持てた」とコメント。オリビエ・パニスとクリスチアーノ・ダマッタの二人とともに勝利を目指すことを確約した。5日、チームは確認の声明を発表している。
ドイツGPでの勝利はウィリアムズにとって今季4勝目。フアン・モントーヤはキミ・ライコネン(マクラーレン)を抜き、ドライバーズ・チャンピオンシップで2位に浮上し、コンストラクターズ・チャンピオンシップではフェラーリにわずか2ポイント差まで迫った。
トヨタがドイツGPで念願だったダブル入賞を果たした。オリビエ・パニスが5位、クリスチアーノ・ダマッタが6位。計7ポイントを獲得し、コンストラクターズチャンピオンシップでは9位から6位へと一気に上昇した。
ドイツGPレース後スチュワードは、ライコネン、バリケロをもリタイアに追い込んだアクシデントは避けられるものだったとして、ラルフ・シューマッハにペナルティを課すことを決定。次のハンガリーGP予選でのグリッドを10位下げることになった。