ハンガリーGPでミシュランがFIAによるレギュレーションで設定された規定値270mmよりも幅広いタイヤを使用していた件についてフェラーリのジャン・トッドがコメントした。「規定外タイヤを用いた全てのグランプリで失格となるべきだ」
モンツァでの集中テストを無事に消化したB・A・R・ホンダ。残り3戦はコンストラクターズ5位の座を守るための戦いとなる。「私たちの目標はコンストラクターズチャンピオンシップで5位の座を確保することだ」とデイビッド・リチャーズ。
ブリヂストンユーザー全5チームが集結したモンツァで20スペック、計2000本のタイヤを持ち込みテストを行ったブリヂストン。3日半におよぶ集中テストではかなりの好感触を得られた模様。菅沼寿夫テクニカルディレクターは「テストの進行状況には大変満足している」と語った。
先日ミシュラン告発を認めたロス・ブラウンのコメントを掲載したイタリアの有力スポーツ紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』に、ミシュランから抗議文が届いていたことが明らかになった。読者に誤った印象を与えるような書き方をしたと抗議。
レギュラードライバー2人に加え、ルカ・バドエルとの3人体制でモンツァテストを行ったフェラーリ。タイヤ開発に力を注いだテストとなった3日目、ミハエル・シューマッハは61ラップでベストタイム1分21秒289をマーク。参加22ドライバー中トップとなった。
B・A・Rホンダのジャック・ビルヌーブが2004年、ウィリアムズに復帰するとの説がドイツで流れている。それによると、フアン・モントーヤ(現在ウィリアムズ)がマクラーレン・メルセデスに強行移籍し、モントーヤが抜けた穴にビルヌーブが入るという。
ミシュランはFIAからの警告を受け、急遽レギュレーションに沿ったフロント用ナロートレッドタイヤを製造。水曜日、モンツァでのテストでミシュランのニュータイヤがトラックデビューを果たした。
テスト禁止期間も終了し、多くのチームがモンツァで合同テストを実施した2日、ウィリアムズのラルフ・シューマッハが大クラッシュ。プロテクションウォールに激突しマシンは大破。ラルフは兄ミハエルに付き添われ、ミラノ市内のサン・ラファエレ病院に搬送された。
ハンガリーGPでミシュランが提供したタイヤが規格外だとの告発を受け、FIAが調査している問題で、テクニカル・ディレクターのロス・ブラウンがフェラーリ側が情報を提供したことを認めた。「レース終了後、彼らのトレッドが大きすぎるとFIAに告発したのは私たちだ。これ以上こんな形で負けるのは納得できないからね」
ハンガリーGP予選でクラッシュし、決勝を欠場したジョーダンのラルフ・ファーマンが、続くイタリアGPも欠場する可能性が出てきた。高速でタイヤバリアに激突したファーマンは左かかとを激しく打撲。先日ロンドンで診察を受けたときも、まだ休養が必要と医者からアドバイスされたという。