スペインGP開幕直前に、一気に注目を集めたのがアレクサンダー・ブルツ。不振にあえぐジャガーのアントニオ・ピッツォニアの代役として名前が挙がっていたが、結局はマクラーレンに残留することで決着した模様。
トヨタの首脳陣が見守るスペインGPで6位に入賞し、トヨタに今シーズン初となる3ポイントをもたらしたクリスチアーノ・ダマッタがその喜びを語った。「バルセロナで初ポイントを獲得できて最高だよ。このレベルまで持ってくるために頑張ってくれたチームの全員にとって素晴らしいご褒美になった」
スペインGPで8位入賞、1ポイントを獲得し、解雇の噂を自ら結果を出すことで払拭したジョーダンのラルフ・ファーマン。シートを失いかねないとの焦りが今回はいい方向に働いたようだ。「あの記事によって、チームが結果を出さなければならないというプレッシャーの下にあることがラルフにもよく分かっただろう」と、エディ・ジョーダン代表。
今シーズン不振が続くウィリアムズがエンジン・サプライヤーのBMWからかなりのプレッシャーを掛けられていることが明らかになった。イギリスの新聞によると、BMW側はパフォーマンスが向上しないなら契約を打ち切ると迫っているという。しかし、ウィリアムズとの契約が終了する2004年以降も、協力体制を続けていくことで合意している両者。
スペインGPでニューマシン「F2003-GA」を投入し、見事優勝。マクラーレンとの差を一気に縮めることに成功したフェラーリ。ルノーのアロンソという新勢力も台頭してきているが、トッド代表はライバルはマクラーレンの2台だと明言する。「まもなくデビューする彼らのニューマシンがどのサーキットでも強力であることはすでに分かっている」
ビルヌーブがF1引退へ?/リチャーズ代表、佐藤琢磨についてコメント/ブルツ、ジャガーのオファーを蹴る?/ファーマンのシートも危機に?/ピッツォニア、シートは安泰
2004年にスパ復活?/ウェーバーが同僚に厳しいエール/ブルツのジャガー入り間近か?/ウェーバー、チームメイトにアーバイン指名/アンダーソン代表がラルフの獲得についてコメント/シューマッハ現役続行宣言
4日、F1グランプリ第5戦スペインGP決勝はフェラーリのミハエル・シューマッハが優勝。初投入のニューマシン「F2003-GA」に初勝利をプレゼントした。フェラーリは前日の予選から別格の速さを披露しフロントロウを独占、シューマッハは万全のレースで通算66勝目を挙げた。
好天に恵まれたゴールデンウィーク4日の富士スピードウェイは6万6000人の大観衆。2003 AUTOBACS全日本GT選手権(JGTC)第2戦「ALL JAPAN GT FUJI-500」の決勝レースは、No. 22 モチュールピットワーク『スカイラインGT-R』が優勝した。スカイラインは2001年8月以来の勝利だ。
一発勝負の予選、予選後の給油&セッティング禁止、タイヤチョイス制限などのルール改正が行われた2003年F1シーズン。天候不順や各チームのレベルアップで、昨シーズンと比べれば波乱の開幕。しかし第4戦サンマリのGPでは02年選手権保持者シューマッハが危なげなく、勝利した。これからどうなる……?