2003年、ヨーロッパでの開幕戦となるサンマリノGP。ポールポジションを獲得したフェラーリのミハエル・シューマッハが優勝、天国の母に65勝目を送った。2位はマクラーレンのキミ・ライコネン。ルーベンス・バリケロが3位に入り、フェラーリの本拠地でダブル表彰台を決めた。
シーズン最初のヨーロッパ・グランプリにして、ホームグランプリとなるサンマリノGP開幕を控えるフェラーリにとって、目標はもちろん勝利のみ。ニューマシンF2003-GAの投入が次戦以降に持ち越されこともあり、フェラーリとしても昨年のタイトル獲得マシンの最後のレースを勝利で飾りたいところ。
5月31日−6月1日に、決勝レースが行われる「ニュルブルクリンク24時間レース」に参戦する、オーツタイヤのファルケン・モータースポーツ『スカイラインGT-R』が、東京都中央区、銀座4丁目交差点角の日産銀座ギャラリーに展示されている。
新チームメイトのフェルナンド・アロンソの活躍に隠れてしまっているものの、これまでの3レースですべてポイントを獲得するなど、安定した走りを見せているルノーのヤーノ・トゥルーリ。チームも好調な上、母国で記念すべき100戦目を迎えるトゥルーリだが、いつもと同じ気持ちでレースに臨むという。
B・A・Rホンダのスポンサーで株主を務めるBAT(ブリティッシュ・アメリカン・タバコ)がF1から撤退するのではとの噂が浮上している。これまでも撤退の噂が何度か浮上していたBATだが、タバコ広告禁止が導入される以前に撤退する可能性は高いよう。
ヨーロッパ・ラウンドの幕開けを飾るサンマリノGP。フェラーリの本拠地マラネロに最も近いことからスタンドがティフォシで真っ赤に染まる。以前は高速サーキットだったが、1994年ローランド・ラッツェンバーガーとアイルトン・セナが悲劇的な死を遂げてから、改修が行われ中高速サーキットへと変貌した。
ムジェッロでのテストを無事に終了したルーベンス・バリケロ。フェラーリにとって重要なホームグランプリを前に意気込みを語った。「イモラは大好きだ。今までの悪い流れはすでに過去のもの。イモラはセットアップが難しい素晴らしいレーシングトラックだよ。過去にも勝利に近づいたことがあるし、今度はチャンスをつかめることを願っている」
アンチ・タバコへシフトしようとしているF1界の先陣を切って、ウィリアムズが新スポンサー獲得を発表した。新スポンサー、グラクソ・スミスクライン社はイギリスで最もポピュラーな禁煙商品「ニコチンCQ」のブランド名でスポンサーシップを務める。
国際宅配便会社DHLの日本法人DHLジャパンは、BARホンダの佐藤琢磨選手をサポートする、と15日に発表、同選手を招いて記者会見を東京渋谷のホテルで催した。DHLはロゴをリニューアル、コーポレートカラーに黄色が加わって、「前のチーム(ジョーダン)のスポンサーとして親しんでいたし、色も見なれたものですね」と佐藤。
元F1ドライバーのジャン・アレジが2003シーズンについてコメントし、様々な新レギュレーションによってもたらされた変化を歓迎した。「なんというグランプリだったのだろう。輝きのなかった昨シーズンを経て、F1はオープニングからファイナルラップまで驚きのスペクタクルの連続になった」