いよいよ佳境に入ってきたシーズンも残り5戦。ホッケンハイムで行われたドイツGPは、今季初ポールポジションからスタートしたウィリアムズのフアン・モントーヤが、モナコに次ぐ今季2勝目を飾った。ランキングトップのシューマッハは7位にとどまったものの、貴重な2ポイントを獲得した。
3日、ドイツGPはスタート直後に上位3台がからむクラッシュが発生、3台ともリタイア、セイフティ・カーが導入された。クラッシュはラルフ・シューマッハ(2番グリッド、ウィリアムズ)、ルーベンス・バリケロ(3番グリッド、フェラーリ)、キミ・ライコネン(5番グリッド、マクラーレン)が横一列に並ぶような状態で発生した。
1:モントーヤ(ウィリアムズ)/2:クルサード(マクラーレン)/3:トゥルーリ(ルノー)/4:アロンソ(ルノー)/5:パニス(トヨタ)/6:ダマッタ(トヨタ)/7:M. シューマッハ(フェラーリ)/8:バトン(B・A・Rホンダ)/9:ビルヌーブ(B・A・Rホンダ)
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森の中を走り抜けるロングストレートを有する高速サーキットとして人気のあったホッケンハイム。昨年から近代化の改修工事によりストレートが6.8kmから4.5kmへと大幅短縮されたが、その一方で安全性は向上し、オーバーテイク・ポイントも新たに出来た。今年は白熱するシューマッハ兄弟バトルで盛り上がりが予想される。
来季の行方が注目されているB・A・Rホンダのジャック・ビルヌーブ。今シーズンいっぱいで現契約が終了する元ワールドチャンピオンには複数のオプションがあると見られている。その一つがルノー。しかしフラビオ・ブリアトーレ代表は現在のラインアップで満足しており、変えるつもりはないという。
タバコ広告規制によって今年のF1レース開催が見送られたベルギーGP(グランプリ)が2004年に復活する見通しとなった。ベルギーで、タバコ広告規制が適用されたため、自動車レースのF1世界選手権シリーズでは今シーズンの開催が日程から除外されていた。
ウィリアムズのフアン・モントーヤのマクラーレン移籍の噂がますますヒートアップ。イギリスでの報道によると、モントーヤは早ければ来シーズンからマクラーレンに移り、デビッド・クルサードのシートに座る予定だという。モントーヤの後任にはジャガーで大活躍のマーク・ウェーバーになるのではと伝えている。
ミナルディからジャガーに突然の移籍を果たしたジャスティン・ウィルソンがシルバーストーンで新天地初テストに臨んだ。「『忙しい』って言葉はまさに今のぼくのような状態を言うんだろうね」と。
ザウバーのハインツハラルド・フレンツェンが今シーズン限りでF1に別れを告げる可能性が高くなった。今シーズンいっぱいでザウバーとの契約が切れるフレンツェンが更新する確率は非常に低いと見られている。