FIAの広報は先日、波乱続きのまま幕を閉じたブラジルGPの結果を再検討することを明らかにした。急遽11日にスチュワードなどを召集し、事実を確認した上で、結果を再検討する予定。レギュレーションでは赤旗の2周前の順位が最終結果になるとされており、ブラジルGPでの赤旗が何ラップ目だったのかを再検討する。
今シーズン、未だ波に乗れていないドライバーも多い。休養の危機に立たされているのがウィリアムズのラルフ・シューマッハ。マレーシアでは4位フィニッシュと健闘を見せたものの、新たに導入された1ラップ予選方式にはかなり苦戦しているようで、開幕戦から9位、17位、6位と結果も思わしくない。
セナが悲劇的にこの世を去って以来、次なるチャンピオンを待望しているブラジル国民。2度ワールドチャンピオンとなったフィッティパルディはバリケロ(フェラーリ)のタイトルの可能性を肯定しながらも、トヨタのダマッタこそブラジルが待ち望んでいたドライバーだと語る。
ブラジルGPで9年連続でリタイアに終わったフェラーリのルーベンス・バリケロ。母国のファンに対し、ブラジルで優勝しない限り引退しないと雪辱を誓った。「ものすごくガッカリしたけど、望みは失ってないよ。母国グランプリで勝つまでレースは絶対に辞めないよ」
ブラジルGP終了直前に赤旗クラッシュで病院に移送されたルノーのフェルナンド・アロンソが月曜、無事に退院していたことが明らかになった。精密検査を受けた結果、脚の打撲だけで済んだ模様。
国内大手ディーラーの東京スバルは、社内モータースポーツチーム『東京スバルラリーチーム』(TSRT)を結成、全日本ラリー選手権に挑戦する。デビュー戦は4月12日、13日に大分県で開催される全日本戦の4駆部門。同社ではラリー参戦による知名度アップのほか、インプレッサオーナーなどへのアドバイスや整備力を磨く考えだ。
開幕戦からいまだ表彰台なしと、予想外の苦戦を強いられているミハエル・シューマッハ。リタイアに終わったブラジルGP終了後、足早に自宅への帰路についた。「それほど悪くはないよ。僕らにとって大事なのは一生懸命戦うこと。今はそれが出来ているわけだから、問題ない」
混乱に満ちたブラジルGPを制し、開幕から3連勝を飾ったマクラーレン。初優勝のマレーシアから2戦連続の勝利達成したキミ・ライコネンがレース後の感想を語った。「なんてレースだったんだろう。過去に何度か不運に見舞われていたからね、今回はツキに恵まれたということだろう」
ブレインズスポーツジャパンは7日、マツダ後援の元に開催した『ロードスター』によるワンメイクレース「ロードスター・パーティレース」を2003年度も引き続き実施するという方針を明らかにした。
レース終了の瞬間にトップを走行していたにもかかわらず、レギュレーションによって夢の初優勝はならなかったジョーダンのジャンカルロ・フィジケラがその胸中を語った。「勝者は僕だと信じている。でも2位になれただけでも僕とチームにとっては素晴らしいことなんだ」