レース終了の瞬間にトップを走行していたにもかかわらず、レギュレーションによって夢の初優勝はならなかったジョーダンのジャンカルロ・フィジケラがその胸中を語った。「最高の一日だったよ。確かにあと1ラップしていれば1位でフィニッシュできたはずだから悔しさはあるよ。でも2位になれただけでも僕とチームにとっては素晴らしいことなんだ」
「僕が勝ったと思ったよ。今でも勝者は僕だと信じている。でもルールはルールだ。2位に入れることすらスタート前は考えていなかったからね、とっても嬉しいよ。チーム全員に感謝している。僕らにとって重要な結果が得られ、将来にもポジティブな要素ができた」とフィジケラ。
参戦200戦目を見事な結果で終了したエディ・ジョーダン代表も次のようにコメントした。「ブラジルGPで最も重要なことは、多くのエキサイティングな場面のあったスペクタクルなレースだったということ。少しがっかりしたことは事実だが、今日の主役は我々だ。勝つチャンスがすぐそこにあったんだ」
「特にレース終盤にジャンカルロがライコネンをパスした時にね。私たちのマシンがトラック上で最速だったことは、素晴らしい事。ブラジルで表彰台に上がることを予期していたかなんて聞く人がいるが、そんなことあるはずがない。でも現実に起こった! ジャンカルロが表彰台に登ってくれて本当に嬉しいし、将来に向けて明るい材料となった」