オーストリアGPでトップ走行中にトラブルに見舞われ、32周でリタイアしたウィリアムズのフアン・モントーヤ。BMWのモータースポーツ部長、マリオ・タイセンによると、データから事前にリタイアを予測していたという。「データから、フアン・パブロのマシンで水圧をコントロールするスタンダードバルブが明らかに不調なのが分かっていた」
「その結果、レース序盤で冷却水がどんどん失われていったんだ。エンジニアもモニターからマシンが無事に戻ってこないことが予想できただろう。それでもレースを続けさせた理由は、フアン・パブロがトップを走っていたから。トップドライバーとの戦いでペースが守れるかどうかは私たちにとって重要なポイントだったんだ」とタイセンはコメントした。
ウィリアムズではラルフ・シューマッハが6位入賞で3ポイントを獲得。コンストラクターズポイントでルノーと並ぶ3位に浮上している。