カナダGPでポールポジションスタートを決め、2位でレースを終えたウィリアムズのラルフ・シューマッハ。20ラップ過ぎのピットストップで兄ミハエルにトップを明け渡し、最後はブレーキトラブルに苦しむ兄に0.784秒差と及ばなかった。
このラルフに対し、レース後フランク・ウィリアムズ代表がチームメイトであるフアン・モントーヤの名前を挙げ、彼ならもっとパスしようとハードにトライしただろうとコメントしたことに対し、ラルフがコメントした。
「言い方には充分気を付けなければならないけど、確かにフアン(モントーヤ)ならもっと派手に仕掛けたかもしれない。でもオーバーテイクできるほど近づけたかどうかは分からないよ。僕はトライするところまで近づけなかった。だからやらなかったんだ」
「その結果僕がイージーだったと捉える人もいるようだけど、可能性がなければ、僕はトライしない。ファンと2人同時にポイントを取れたことの方が重要だ」とラルフ。ラルフは昨年のブラジルGPでも同様の批判を浴びている。