トヨタGAZOOレーシング(TGR)は、GRスポーツのラインアップに『アクア GRスポーツ』を2022年11月に追加した。アクア GRスポーツは今回のモデルで2代目となる。
先代アクアGRスポーツは2017年に誕生し、スポーツコンバージョン車としてロング&ベストセラーモデルとなった。今回発売した2代目は、誕生当時から変わらない「意のままに操れる歓び」というコンセプトを踏襲し、先代からさらに操縦安定性および加速性能を向上。ベースとなるアクアの乗り心地の良さを継承しながら、様々な路面に追従するよう足回りに磨きをかけた。

◆専用装備、専用チューニングの数々
GRスポーツならではの改良点として挙げられる最たるものが剛性の強化だ。フロア下2か所へブレースを、さらにリヤバンパーリンフォースを追加することで、操縦安定性の向上とフラットな乗り心地を実現。さらに、フロントサスペンションはアブソーバー特性やコイルスプリングの専用チューニング、スタビライザーの特性変更、専用バウンドストッパーの採用、ロアアームのブッシュの特性変更等を実施。リヤサスペンションはGRスポーツ専用にコイルスプリングやショックアブソーバーをチューニング、締結ボルトの変更などにより、優れた操舵応答性と質感の高い乗り心地の両立を図っている。
また、電動パワーステアリングをGRスポーツ専用にチューニングすることで操舵フィールを向上、クルマとの一体感のある走りを実現。さらに、POWER+モードでは、よりスポーティな手応えを感じるEPS特性により、さらなるスポーツフィールが体感できる。

専用エクステリアは、フロントバンパー&ロア加飾バー、専用ラジエーターグリルが特徴的だ。六角形のメッシュ形状に“G”をモチーフとして取り入れた「ファンクショナルマトリックスグリル」は、光の角度により立体的な表情を見せる。
ほかにも専用リヤバンパーロアカバー、専用ロッカーモールディング、205/45R17タイヤ(POTENZA RE050A)および専用の切削光輝+ブラック塗装17インチアルミホイール、GRロゴ入りのレッドブレーキキャリパーを装着するなど、スポーティなイメージを際立たせている。

インテリアはGRロゴ付きの専用シート表皮スポーティシートを採用。天井や周辺部品をブラックで統一したコーディネートとしている。専用本革3本スポークステアリングホイール、アルミペダルなど走りを予感させる装備を満載した。
アクア GRスポーツの価格は259万5000円となっている。