日産自動車の欧州部門は1月28日、『マイクラ』(Nissan Micra)の欧州仕様車に、新開発エンジンを搭載すると発表した。 この新開発エンジンは、排気量1.0リットルの直列3気筒ガソリンターボ「IG-T」だ。ルノー日産三菱アライアンスとダイムラーが共同開発したエンジンとなる。 このエンジンには、日産『GT-R』の「ミラーボアコーティング」技術を採用した。ミラーボアコーティングは、エンジン内部の抵抗を減らすことによって、エンジンの効率を上げるテクノロジーとなる。ミラーボアコーティングは、溶かした鉄をシリンダーボア内部に吹き付ける技術で、シリンダーボア内部の壁に鉄の膜を作り、この膜を鏡面仕上げにすることで、ピストンが動く時の抵抗を大幅に低減させる。 新エンジンのスペックは、最大出力が100ps/5000rpm、最大トルクが14.7(CVT)/16.3(MT)kgmだ。最大トルクはCVTが2000rpm、MTが2750rpmで引き出される。トランスミッションは5速MTとCVTの「エクストロニック」。0~100km/h加速は10.9秒の性能を備えている。 また、NEDCによる欧州複合モード燃費は22.2m/リットル、CO2排出量は最も低い仕様で103g/kmと、環境性能に優れている。 なおマイクラは日本市場の『マーチ』に相当する車種だったが、欧州市場では2016年にフルモデルチェンジされている。
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