首都圏の鉄道、記録的な雪で大幅に乱れ

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雪に覆われた東急目黒線を走る電車(車両は埼玉高速鉄道)。東京は13年ぶりの大雪警報となり、各地の鉄道路線でダイヤが乱れた。一部の路線は運転を見合わせている。
  • 雪に覆われた東急目黒線を走る電車(車両は埼玉高速鉄道)。東京は13年ぶりの大雪警報となり、各地の鉄道路線でダイヤが乱れた。一部の路線は運転を見合わせている。
  • 首都圏のJR線の運行状況を案内するディスプレイ(目黒駅)。運転見合わせを示す赤色が目立つ。
  • 特急列車の運休情報(目黒駅)。雪のせいで改札口も閑散としている。
  • 目黒駅前の様子。車道と歩道の区別がつかないほどに雪が積もっている。
  • 大雪の影響で駅構内の商業施設も早めの店じまい。

東京都心部で16年ぶりに10cmを超える積雪を観測するなど、関東甲信を中心に記録的な大雪となった2月8日、首都圏では鉄道のダイヤが大幅に乱れた。19時現在でJR東海道本線や京浜東北線が運転を見合わせるなど、JR・私鉄各線で遅れや運休が相次いでいる。

気象庁は前日の7日から、首都圏の広範囲で大雪になるとして、不要な外出を控えるなどの警戒を呼びかけた。JR東日本は同日、中央本線の特急『スーパーあずさ』『あずさ』『かいじ』について、8日始発から49本の運休を決定していた。

8日19時現在で運転を見合わせているJR東日本の首都圏各線(一部区間の運休を含む)は、鶴見線、東海道本線、宇都宮線、京浜東北線、総武本線、常磐線、青梅線、中央線快速、中央本線、八高線、武蔵野線、久留里線、横須賀線、相模線。その他の路線でも遅れや一部列車の運休が発生している。

大手私鉄各線の有料特急は、東武鉄道の特急『スペーシア』『りょうもう』、小田急電鉄の特急ロマンスカー、西武鉄道の特急レッドアローが運休。主な私鉄各線では、相模鉄道の全線、つくばエクスプレスが全線で運休しているほか、東京メトロ東西線、西武鉄道有楽町線・山口線、京浜急行電鉄久里浜線も運転を見合わせている。その他各線でも急行電車などの運転中止や減便、遅れが発生している。

新幹線は、東北・上越新幹線で一部列車の運休と遅れが発生しているほか、秋田・長野・山形新幹線でも上下線で遅れが出ている。東海道新幹線は下り列車の出発はほぼ定刻となっているが、上り列車の到着が約40分遅れとなっている。

《小佐野カゲトシ@RailPlanet》

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