東京都練馬区と小田急電鉄は11月10日、粗大ごみ収集運搬システムの構築を目的とする協定を締結し、同社の廃棄物収集資源化支援サービス「WOOMS(ウームス)」の新機能を活用した実証を始めると発表した。
DXによる粗大ごみ収集運搬業務の効率化と円滑化、作業員のスキル平準化効果を検証し、収集運搬体制の持続可能性向上を目指す。
練馬区では1日約1000件の粗大ごみ収集の申し込みがあり、収集車1台当たり約100箇所を巡っている。受付業務については「Eco伝(エコデン)」を導入してデジタル化しているが、収集ルートの作成業務については担当作業員が紙の地図を用いたアナログ作業で行っている。収集ルートは毎日異なるため、作成には区内の地理や収集に関する幅広い知識と高い技術が求められ、経験豊富な作業員を必要としている。
WOOMSは、自治体や事業者向けに、収集車の収集運搬状況を即時取得・共有できるシステムなどテクノロジーの活用を通じて業務効率化を支援しているサービス。実証実験では新機能を活用し、Eco伝で取得した収集日や場所、品目などの情報をWOOMSに連携、収集効率の良いルートを自動作成する。
従来、作業員2人で3.5時間かけて手作業で作成していたルート作成業務が、自動ルート作成機能で作成時間が5分程度となる。また、GPS付きタブレットのナビゲーションで現場へ向かうことができ、通行禁止区間、注意事項など細やかな情報も迅速かつ手軽に共有でき、ルート間違いの防止が期待できる。
各収集車の位置、収集状況が90秒毎のタイムスタンプとして、表示・記録され、パソコン画面の地図上でモニタリングできるため、複数の車で収集状況をカバーし合う体制が構築可能となる。
実証期間は2025年11月10日から2026年3月31日まで。対象エリアは練馬区全域で、対象車両は粗大ごみ収集車等10台程度となる。区では今後、検証結果を踏まえて、粗大ごみ収集業務の効率化を図っていく。





