西武レオライナー新型『L00系』公開、3月27日運行開始 山口線40年ぶり車両更新

西武レオライナー新型、L00系
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  • 西武レオライナー新型、L00系 (c) SEIBU Lions/TEZUKA PRODUCTIONS
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西武鉄道は3月10日、山口線(レオライナー)向けの新型車両「L00系」を報道陣に公開した。走行試験や乗務員訓練などを経て、3月27日の運行開始を予定している。

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同社は2025~2027年度にかけて山口線の車両3編成を順次更新する計画で、新型レオライナーはその第1編成となる。山口線での車両更新は、1985年に同路線が新交通システムとして開業した際に導入された8500系以来、初めて。

●「L00系」の名称、3つの施設と無限の可能性を表現

新型車両の形式名は「L00系(れおけい)」とされた。

これは山口線の3駅周辺施設を象徴する
・ライオンズ(Lions)
・レジャー(Leisure)
・レイク(Lake)
の頭文字「L」と、沿線の可能性が無限大であることを示す「00(∞)」を組み合わせたものだという。

山口線はいわゆる「新交通システム」と呼ばれる交通方式を採用している。これは鉄道や路面電車とは異なり、コンクリート製の走行路に設けた案内軌条(ガイドウェイ)に沿って、ゴムタイヤを装着した車両が誘導されて走行する、中規模の軌道系輸送機関だ。

●第1編成のデザインは埼玉西武ライオンズをイメージ

新型レオライナーのデザインは、西武線沿線にある「ベルーナドーム」や「西武園ゆうえんち」といった非日常空間へ向かう高揚感を高める車両を目指し、西武鉄道、西武ライオンズ、西武園ゆうえんちの社員が共同で検討した。

第1編成は、ベルーナドームを本拠地とするプロ野球・埼玉西武ライオンズをイメージした外観とした。先頭車両の車体側面には、ライオンズ公式マスコット「レオ」のマークを大きく配置。車内もライオンズカラーを基調とした配色とし、球場へ向かう利用者の期待感を高めるデザインとしている。

第2編成は夜空のようなネイビーブルーを基調とし、西武園ゆうえんちの花火やイルミネーションをイメージしたラッピングを採用する予定。2026年度の運行開始を計画している。第3編成のデザインも現在検討中だ。

●ロングシート化で輸送力を強化

車内は従来のクロスシートからロングシートへ変更した。ベルーナドームでのプロ野球やコンサート開催時の輸送力を高める狙い。最大乗車人員は436人/編成となり、8500系の396人/編成から増加する。ロングシート化により最大乗車人員は約10%向上した。

乗車定員は144人/編成で、内訳は座席56人、立席88人。座席にはセミハイバックのバケットシートを採用し、横揺れ時のホールド性を高めた。

●「kids SEAT」や車いすスペースを設置

先頭車最前部には、前面の展望を楽しめる「kids SEAT」を設置した。大人1人と子ども1人が並んで座れる幅700mmの座席1か所と、その後方に大人1人用の座席(460mm)を設け、親子で車窓を楽しめる構成とした。

また、全車両に車いすやベビーカー利用者向けのフリースペースを設置し、車いすスペースを各車両1か所配置。優先席も各車両に2席ずつ設けた。8500系ではドアから遠い車両奥にあった優先席は、ドアのそばに移設された。

2号車と3号車にはショーケースを設置する予定で、展示内容は現在検討中だ。

《高木啓》

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