全体相場は続落。
スペイン国債の入札が不調だったことから欧州債務問題に対する警戒感が再燃し、前日の欧米市場が全面安。中国景気の先行き懸念も加わり、輸出関連株、金融株を中心に主力株が軒並み売られる展開となった。
平均株価は前日比52円38銭安の9767円61銭と3日続落。3月7日以来約1カ月ぶりの安値で引けた。
円相場が対ドルで強含んだことが嫌気され、自動車株は全面安。ホンダが35円安の3065円と続落。3月の北米市場での新車販売で前年同月比マイナスとなったことも嫌気されたもよう。トヨタ自動車が25円安の3460円、日産自動車が9円安の869円と続落した。
富士重工も5円安の648円と続落。一時31円安の622円まで売り込まれた。大手証券が「米国での『フォレスター』のリコール費用が、円安効果、国内販売の好調を相殺する」とのリポートを発表したことが売りを誘ったようだ。
こうした中、ダイハツ工業が7円高の1504円と反発。いすゞが474円、三菱自動車が93円、マツダが140円で変わらず。