ここに来て日産の攻勢が目立っているが、同社が本格的にホンダを追い上げ2位の座を奪い返すのは2003年になりそうである。同年はホンダのニューモデル攻勢が一服状態になるのに対し、日産は今年以上の有力モデルを相次いで投入する計画だからである。
米国株式が反発したことで、世界同時株安に歯止めがかかった格好。市場は落ち着きを取り戻し、全体相場は8日ぶりに反発した。自動車株も買い戻しが入り全面高。
日産『エルグランド』が減速——。日本自動車販売協会連合会がまとめた8月の乗用車車名別販売ランキングで同モデルは前月の10位から14位へとランクを落とした。ライバルのトヨタ『アルファード』は8位とベストテン内に残った。
日産自動車は、マーチに新開発の4WDシステム「e-4WD」を搭載したモデルを追加して5日から発売した。電気モーターを内燃機関と併用した4WDで、燃費改善、室内スペースを確保した。東北・北海道地区など、降雪地域を中心に販売を促進する。
日本自動車販売協会連合会が5日発表した8月の乗用車車名別販売ランキングはホンダの『フィット』が1万7818台を販売し5カ月連続の首位となった。2位にはトヨタの『カローラ』がつけている。
トヨタ、ホンダ、日産、マツダ、三菱各社を中心とした新型スモールカー(エンジン排気量1.0−1.5リットル)攻勢は今秋の商戦の目玉になっているが、2003年以降の展開でもまだ多数の後釜が控えていることが編集部独自の調査で判明した。
9月2日にマイナーチェンジした日産リバティのGナビパッケージのナビはDVDナビ。コンパスリンクには対応しているが、カーウイングスには対応していない模様。
前日提携を発表した日産自動車とトヨタ自動車は、それぞれ12円安、60円安で続落。ホンダも下げ、マツダ、三菱自動車工業もさえない。
日産自動車は、日本代表のサポートカーとして『シーマ450VIP』を日本サッカー協会に贈呈、カルロス・ゴーン日産社長から日本代表のジーコ監督に目録が手渡された。
目新しい材料がない中、小口の売りに押されて全体相場は5日続落。持ち合い解消売りの活発化が懸念されており、自動車株も全面安となった。
トヨタ自動車と日産自動車は、ハイブリッドシステムについて取り引き関係を築くことで基本合意に達した。今回、技術協力の合意はトヨタと日産との間でなされ、さらに日産の提携相手であるルノーとの協力も、トヨタ側としては受け入れる可能性があるという。
今回、トヨタと日産が提携を決めたきっかけは、ハイブリッドカーを普及させたいトヨタが昨年開催した環境フォーラムで「普及のため、要望があればハイブリッド技術を公表する」と述べ、ハイブリッド技術での戦略的パートナー探しを発表したことに始まる。
トヨタ自動車と日産自動車は、ハイブリッドシステムについて技術協力を含む取引関係を長期にわたって継続的に築くことで基本合意に達したと発表した。トヨタと日産は、ともに長年のライバルであり、部分的とはいえ、両社が提携するのは初めてのことで、数年前なら有り得なかった。
日産自動車は、ミニバン『リバティ』を一部改良するとともに、期間限定車「コールマンバージョンII」を設定して2日から発売した。