『G-BOOK』で行うことができるのは、音楽や地図データのダウンロードだけではない。将来実現する家庭内に設置されたホームサーバーにアクセスすることで、家電の遠隔操作も可能だ。家に着く前に照明を灯したり、エアコンのスイッチを入れることができる。
G-BOOKはクルマだけの情報サービスではない。パソコン、PDA、ケータイなど複数の通信端末と連動するようになっている。このシームレスなサービスを支えているのが、GAZOOセンター内の「UCS (ユーザーカスタマイズサーバー)」と、コンテンツ開発用の開発言語「G-BOOK-ML」だ。
『G-BOOK』端末の画面はユーザー自身がカスタマイズできるようにもなっている。設定した内容はSDカードに保存することもできるが、G-BOOKセンター内に設置されたUCS(ユーザー・カスタマイズド・サーバー)に保存することもできる。
「G-BOOK」には標準で文章の音声読み上げ機能が備わっている。これまでにも同様の機能を持ったナビシステムは存在したが、G-BOOKの読み上げ機能は他のモデルよりも自然で、その口調も滑らかだ。
『G-BOOK』で提供されるコンテンツには、月々の定額料金の枠内で利用できる約30の無料コンテンツと、利用する際に料金を支払うタイプの有償コンテンツのものがある。G-BOOKの特長である各種サービスを支えるコンテンツは無料で提供される。
G-BOOKのビジネスモデルはiモードとは決定的に違う。iモードでは、料金は1) サービス基本料、2) 利用ごとにかかる通信料、3) 有料コンテンツの利用料にわかれて、すべてユーザーが負担する仕組みになっている。
トヨタは28日、クルマに対して様々な情報を提供する新たなネットワークサービス『G-BOOK』を発表した。機器に内蔵された無線通信端末(CDMA方式:144kbps)を用い、コンテンツサーバーから様々な情報をダウンロードできる。
『G-BOOK』はトヨタが満を持して投入する、新カーテレマティクスプラットフォームの名称である。クルマの基本性能「走る」「曲がる」「止まる」に加えて4つめの“つながる”を提案したものだ。車載端末とケータイ、パソコン、PDAを結んだ“どこでも情報環境”の構築は、クルマにどのような革新をもたらすものなのだろうか。
ソニーマーケティングでは、高輝度・広視野角・高精細の8V型ワイドVGAモニターを採用したメモリスティック対応DVDナビゲーションシステム『NVX-MV8100』を10月1日に発売する。価格はオープン価格となる。
ソニーは前面パネルに高精細TFTパネル液晶ディスプレイを搭載したCDプレーヤー『MEX-5DI』を発売した。プリインストールされたスクリーンセーバーや壁紙などの画像などの他に、デジタルスチルカメラなどで撮影した画像を表示することもできる。