F1チームのジョーダンが、スポンサー契約の不履行を理由に、世界的な携帯電話会社ボーダフォンを訴えていた裁判。ボーダフォン側から、新たな証拠をつきつけれられ、ジョーダンは窮地に陥っている。ジョーダンがボーダフォンのライバルの携帯電話会社オレンジとスポンサー契約を進めようとしていた手紙だ。
F1のボスにしてミナルディのパートナーも務めるバーニー・エクレストンがまたしてもシルバーストーンを「口撃」した。これはイギリスGP開催が来月に迫っているためで、エクレストンのシルバーストーン批判はもはや毎年恒例となっている。当然、エクレストンの発言はシルバーストーンでのグランプリ開催権利の消滅を示唆している。
元F1ドライバーにして現在マクラーレンのテストドライバーを務めるベテランのペドロ・デラロサがカナダGPを総括。「ミハエル・シューマッハが優勝したのは、彼がベストだったから。全体的に見れば、最も前進したチームはウィリアムズBMWだ」
今年のブラジルGPで念願の初優勝を手にしたジョーダンのジャンカルロ・フィジケラが夢であるフェラーリへの熱い想いを語った。「僕にはトップチームでやっていけるだけの能力がある。だからこそ勝てるチームに行きたいんだ」
弟ラルフ・シューマッハがカナダGPで手を抜いていたのでは、と批判されていることに対し、兄ミハエルが擁護する発言を行った。「どうしてそんなことを言う人がいるのか理解できないよ。あの状況ではオーバーテイクのチャンスはなかったし、ラルフがしたことは賢明だった」
シーズンの折り返し地点に到達したF1シーズン。前半戦の最終戦となったカナダでは1997年へレスでのヨーロッパGP以来という大接戦の結果に終わった。カナダでは4.481秒内にミハエル・シューマッハ、ラルフ・シューマッハ、ファン・モントーヤ、フェルナンド・アロンソという4ドライバーがゴール。
スペイン、へレスサーキットでのテストをスタートさせたマクラーレン。初日となった17日にテストドライバーのアレクサンダー・ブルツがデビュー間近のニューマシン「MP4-18」で高速クラッシュ。ブルツはすぐに病院に搬送され、メディカルチェックを受けたが、幸い軽い打撲のみで済んだ。
これまでチームオーダーに反対の立場をとり続けてきたマクラーレン。今年からFIAによってあからさまなチームオーダーが正式に禁止されたが、デビッド・クルサードはキミ・ライコネンのタイトル獲得を後押ししていくつもりがあることを明らかにした。
今シーズン限りでB・A・Rホンダとの契約が終了するジャック・ビルヌーブ。今シーズン終了後、他カテゴリーへ移るのではとの噂も浮上しているが、マネージャーのクレイグ・ポラックは現在複数のチームと交渉中であると語った。
カナダGPで8位入賞を果たし、1ポイントを獲得したトヨタのオリビエ・パニス。これまで7戦中5リタイアと不調に苦しんでいたパニスが、6年前に両足骨折という大クラッシュを経験したサーキットでようやく今季初ポイントを獲得できただけに、その喜びは大きかったよう。