1.2リッターエンジンだが、5速のシーケンシャルマチックによって、0-400m加速20秒台の雰囲気。特別に速くないものの、必要じゅうぶんな動力性能は持っている。
エクステリアはかなりダイナミックで、押出し感もいい。インテリアは高級感があり、また正統派のスポーツサルーン的雰囲気だ。
スタイリングは個性的。FRでストレートマウントのエンジンのためノーズは長く感い。
モダーンさとクラシックな雰囲気がミックスしたエクステリアはなかなかにカッコいい。
『マークll』あらため『マークX』に進化した新型は、日本のミドルセダンの正しい姿だといえるだろう。
日産が力を注いで開発したプレミアムセダンである。余裕タップリの室内スペースを持ち、ゆったりと移動するには最適な一台だ。
地味な印象が残るオペル『アストラ』だが、走らせてみるとそのフットワークの軽快さに驚く。『ゴルフ』やBMW『1シリーズ』ほど走りに振ってはいないのだが、ワインディングを攻めてもまったく不満のない走り味を備えているのだ。
きわめて上質なフットワークである。剛性感溢れるボディと、しなやかなサスペンションが見事にバランスされている。
国民的大衆車であった『サニー』の後継車。というと所帯じみた印象を受けるかもしれないけれど、『ティーダ』はこれからの新しい大衆車の姿をしている。
前後だけでなく、左右の駆動力まで自在に変えるハイテク4WDセダン。といっても、ふだんはわからない。初めてハンドルを握って、初めてゆっくり角を曲がったときは、「おお、これはよく曲がる!」と思ったものだが、どうも錯覚だったらしい。