キャラ(クター)の強さは国産屈指だろう。尊大な威圧感があるわけではなく、それでいて存在感がある。質量もかなりのものだが…。
いや〜最近の韓国車、頑張ってます。そんな第一印象。際立つ個性とか、飛びぬけた性能といった、JMを積極的に買う理由ってのはまだ希薄な気がするのだが…
要するに最先端のSUV。今までのクロカン4WD路線からはまったく逸脱した有機的なフォルムが特徴。ハッキリいってカッコいい。
スタイリング的にはかなりモダン。従来あったヒュンダイのミディアムサイズSUV『サンタフェ』の全長を縮め、前後の盛り上がったフェンダーに鋭い直線基調を加えたようだ。
写真で見るとコンパクトに見えるのだが、実際に目の前にするとかなりの「小山」感ありで、確かにこれなら謳い文句のパッケージも実現できるだろうなと感じる。個人的には驚くほどデカいと感じた。
ヒョコヒョコとした乗り心地、頼りないサスペンション、交差点でも盛大にスキールしてしまうタイヤ、回せば回すだけうるさいエンジンなど、走りにおいてはとくに高評価すべき部分がないように思えるし、むしろ国産車と比べると評価として低いものが多い気がする。
最大のポイントは価格とスタイリング。スタイリングはかなり個性的。同社のもうひとつの看板車種、『ワゴンR』のキープコンセプトぶりに比べ、思い切った変化を遂げている。
驚異のモダンデザイン。最近のトヨタのユニバーサルデザインの中でもっともカッコいい。とくにフロントまわりはいい。
見た目はかなりヘンテコリン。角ばったリアに比べ、妙に寝そべったウインドスクリーンが気になる。日本車に比べ、技術力の低さを思わせる。
走らせてすぐに、このクラスには実質的ライバルがいないクルマだとわかる。もちろんそれはFRを採用しているからで、生まれながらのサラブレッドとしての資質を存分に感じる。